男の子ｰ005ｰ ページ7
寒い…。
白恋中…って確か、北海道ですよね…？
凍死しますよ…この寒さ。
？「あれ？こ、こんなところで…な、何して…るの？」
『…？！』
…雪おばけ。
今にも凍え死にそうな男の子が、私に声をかけてきた。
『…死なない？』
？「ななな、なんとか…」
『…』
頭の上には雪が積もっている。
…この子、どんだけここにいたの？
『名前は？』
吹「ふ、吹雪士郎…。き、き、君は…？」
『…白雪A』
吹「Aちゃんか…かかか可愛い名前だね！」
ガタガタと歯を鳴らして寒がりながらもそんなことを言ってくる。
玲名…これが世にいう、たらしと言うやつですか？
私の頭の中には、玲名が私に言っていた言葉が過ぎる。
________________________
_少し過去_
玲「A。世の中には、ろくでもない男が存在する。」
『…？』
玲「いいか？顔のいい男は大体ろくでもない。
ここにいる奴らがそうだろ？
だから、顔がいい男でもついて行ってはダメだ(Aに悪い虫がつかないように、今から教育しておかなければ…)」
『…うん』
________________________
…よし、あまり関わらない方が良さそうだね。この人とは。
玲名の教えが役に立つ時が来た。
吹「へっくしゅん！！」
『…』
私が無言で立ち去ろうとした時、吹雪君がくしゃみをして震え出す。
……。
この雪の中ほっといたら、この子ほんとに死にそう…。
私より少し背が高いくらいの、小柄だし…。
『……これ』
私はその男の子に、自分のジャージを羽織らした。
吹「わぁ…いいいいののの？」
…バグってるみたい。
私は頷く。
吹「でででも、こう言うのは普通男の子が…
へっくしゅん！！」
ズビズビと鼻を鳴らす。
『……着てて』
風邪ひかれても…謎の罪悪感を背負いそうだし。
私と吹雪君は、何故かその場で無言の時間を過ごす。
…雷門中、まだかなぁ。
そろそろ、本気で寒くなってきたし…。
その時、少し向こうから光が見えた。
…おそらく、車のライト…。
そして急停車。
中からは円堂くんが出てきた。
円「こんな所に人が…？
って…A？！」
円堂君は、目を見開いて驚く。
円「と、とにかく乗れよ！
ほら、お前も！」
吹雪君と私の手を引っ張り、円堂君はキャラバンに乗り込んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 121人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クリスティーヌ - あと、ヒロトはリュウジのことを緑川と呼んでいます (2022年6月3日 19時) (
レス) @page3 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
クリスティーヌ - ヒロトの一人称は俺ですよ！ (2022年6月3日 19時) (レス) @page2 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
月織ひかり(プロフ) - カミラさん» 報告ありがとうございます！修正しておきました。すいません (2020年1月6日 13時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
カミラ - あの、ジェミニストームー023ーの風を感じるが、風邪になっています。 (2020年1月6日 12時) (レス) id: b766530fd2 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 猫宮さん» スノボやったことないですが、難しそうですよね...。 (2019年10月24日 22時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひかり | 作成日時：2019年7月28日 4時
