退屈 2 ページ2
「人形チャン〜私達、これからちょーっと用事あるからさ、掃除当番、お願いね〜」
「お願いね〜」
「キャハハハッ！」
掃除道具を投げつけられた私は、クラスでも目立つ女の子グループの子達の高笑いを聞きながら立ち尽くす。
掃除…しなきゃ。
私は散らばった掃除道具を一つ一つ拾って片付けてから、1本のほうきを取り出して教室を掃除する。
…これじゃ、今日は部活行けないな。
一通りの掃除を終えると、もう時計は5時を指していた。
今からの行けば間に合うし…行こうかな。
私は音楽室に足を向けた。
「あっ、白雪さん。今日は来れたんだね」
こくんと頷いた私の様子を見た部員の子は、それだけ聞くとどこかに行った。
楽器…取ってこよう。
フルートを手に取り、音楽室から出た。
…あそこは、居心地が悪い。
外にあるあまり人気のないベンチに座った私は、1人でフルートを吹き始めた。
『…………。』
楽しくない。
ある程度練習もしたし、ある程度は上手くなったつもりだ。
だけど…興味が持てない。
･
･
･
部活終了時間も迫ってきたので、フルートを音楽室に戻してから下校しようとした。
今日も何も無い、退屈な日だったな。
？「ああ！！！」
『…?!』
そんなことをぼーっと考えていると、目の前から突進してくる男の子がいた。
勿論、私が避けられるはずもなく、そのままぶつかってしまった。
？「悪い！！怪我はないか？」
『…』
頷いた私を見ると、男の子は「あっ！」と思いついたような顔をして私の肩を掴んだ。
？「なあ、お前…サッカー部入らないか？！」
『……？！』
は？
『……あなた、だれ？』
絞り出した声を聞き取ってくれた男の子は、自己紹介を始めた。
円「俺、円堂守！よろしくな！」
「よろしく」…？
なんで？
半「ああ…！円堂！！
何やってるんだ、お前！」
あの人は確か…「半田君」だった気がする。
半田君は急いで円堂君を押してどこかに行った。
…なんだったんだろう。
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幸恵 - 雷々亭ではなく、雷々軒ですよ！ (2022年6月2日 21時) (
レス) @page48 id: 09433d1ffe (このIDを非表示/違反報告)
猫宮 - マックス可愛い…尊い。(´･_･`) (2019年10月24日 19時) (レス) id: a4825ec2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - もちもちにゃんこさん» あ！まじですか！！演技派のほうと混ざってました(;_;) (2019年7月18日 15時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
もちもちにゃんこ - 白雪ちゃん強い！私もあれくらい身体能力欲しい…。あ！番外編44の白雪ちゃんsideが望月ちゃんsideになってましたよ！ (2019年7月18日 15時) (レス) id: 5f0e397fd7 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 柑橘系さん» ありがとうございます！ヽ(*´∀｀)ノ (2019年7月17日 22時) (レス) id: c753592d54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひかり | 作成日時：2019年7月7日 23時
