Ｓな君との恋の始まり？！ (ページ9)

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(結華)「Aさっきめっちゃ質問されてたねｗ」

『そうなんだよね。好きな人って言ってもいないし…』

(結華)「え？？シルクが好きなんじゃないの？」

『え？私が絹張くんを好き？んなわけな…(何で？なんでこんなにドキドキしてんの？いや違う違う絹張くんのことなんか好きじゃな…っていったあ！ちょっ結華ちゃん？！』

(結華)「絹張くんのことが好きじゃないじゃなくて好きなんでしょ？」

『だから好きじゃなっていったい！！モトキ？！』

(モトキ)「素直になりなよA。好きなんでしょ？シルクのこと。」

『…分からない。』

(結華)「っあー！じれったいなぁ！こらシルク！お前も男だったら告れアホ！」

(シルク)ビクッ「.......」

(結華)「いるの分かってんのよ？出てこいシルク！」

ドキっ！『絹張くんいたの？！』

おずおずと教室に絹張くんが入ってきた。

(モトキ)「男になりなよ、シルク。」

(シルク)「モトキっお前いいのかよ？好きだったんじゃねぇの？Aのこと。」

『っえ？』

(モトキ)「はぁー…シルクにはお見通しだな。全部。」

するとモトキはすたすたと私の方向に向かって歩いてきた。

(モトキ)「A。ずっと好きでした。ごめんね。今伝えて。」

『モトキ…謝るのは私の方だよ。気づかなくてごめんね。気持ちは嬉しかったけどやっと気付いた。素直になれって言われてやっと気付いたんだよ。モトキのおかげだよ。ありがとう。モトキ。』

(モトキ)「うん。ありがとう。A。幸せになりなよ。シルクも。Aを幸せにしてあげて。」

モトキはそう言うとカバンを持って教室を出ていった。
教室には私と絹張くんしかいなかった。