【HQ】タイム・トラベル【日向翔陽】 (ページ16)

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ここどこページ16

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試合は第5セットまで行った。

私と仁花ちゃんは上から見ていた。

『……………月島、くん』

「え？」

ブロックの後様子がおかしくて、それに気付いた私はすぐにギャラリーから降りた。

その後すぐ月島くんと潔子さんが出てきて、月島くんのお兄さんや仁花ちゃんも降りてきた。

あんなに、やる気無かった月島くんが本気で悔しがっている。

次自分が入ったときのことをイメージして考えている。

医務室は " 緊張 " という感情で圧迫されている。

『試合見てきます。月島くんは絶対試合時間間に合うし大丈夫だから。みんなの勇姿を、月島くんに伝えるよ』

「そういうの良いから。早く見に行けよ」

『ふふ、分かった』

山口くんがピンチサーバーなはずだから、山口くんを入れて時間を稼ぐと思われる。

翔陽も稼ぐとは思うけど、やっぱり山口くんだと思う。

急いでギャラリーに戻り、上から見る。

(頑張れ、烏野)

そう目を瞑り願い、目を開けると、私の視界は真っ白だった。

「……………起きた！！！！！」

聞き覚えのある声。

私、体育館にいるはずだった、よね？

ここどこ？

「––––––A！大丈夫か！？」

「おお！目覚ましたんか！」

見覚えのある顔。

もしかして、大人に戻ってる？

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