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影山くんが東京から戻ってきた日の夕方、メールが来て、会いたいと言われた。
19時に駅に集合と言われたので時間をかけて準備し、普段はあんまりしない化粧なんかもちょっとしちゃったりして。
集合時間の10分前に駅についてしまった。
するともうそこには影山くんの姿があって。
『はやいね影山くん、お待たせ！』
「…–––––––待ちきれなくて」
思わず顔が赤くなる。
無表情でそれ言えるって何？女慣れしてるのこう見えて？？
『えと、ここじゃなんだし！喫茶店でも入ろう』
駅の近くに喫茶店があったので二人で入り、席についた。
「–––––改めて言う」
好きだ、付き合ってほしい、と。
これ以上ない幸せと、不安が混ざった。
『私も、好き。でも、付き合える自信ないの』
「どういうことだ？」
『影山くんにはバレーを優先してほしいの。高校の間でどれだけ練習できるかわからないから。
–––––––私、影山くんのバレーが本当に好きなの！
中学の頃からプレーを見てて、高校ではもう見れないと思ってたのに、烏野に影山くんがいてすごく嬉しかった！！
でも私は、バレーのことよく知らないから、影山くんに迷惑かかるかもしれないとかって思っちゃって』
影山くんは指を顎にあてて悩んでいた。
「なら、バレーで飯食えるようになったら、迎えに行く」
『は！？』
「瀬谷サンの言う通りまだバレーの練習は今までよりもっとしなきゃいけない。もちろん高校後も。
バレーで飯食えるようになって、家計を支えられるようになったら、俺のこと素直に、近くで応援できるだろ？」
『いや、そんな大事なこと今決めることじゃないよ、それに私のせいで…』
「せいじゃない。俺がそうしたい。瀬谷サン…Aとずっと一緒に居たい。何年かかるかわからないけど、それまでは友達として俺らのこと応援しろよな」
影山くんの人生のプランに、私を入れてくれることがとんでもなく嬉しかった。
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池田(プロフ) - 澪さん» 返信遅くなりすみませんm(_ _)m 本当にありがとうございます！！！ (2020年6月20日 22時) (
レス) id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - うわああああああ、好きです。（唐突）すごく、心が温かくなりました！ (2020年5月30日 21時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
池田(プロフ) - すの丸さん» そう言ってもらえて本当に嬉しいです！こちらこそありがとうございます！！ (2020年5月16日 23時) (レス) id: 7362264056 (このIDを非表示/違反報告)
すの丸(プロフ) - 読んでいて凄く幸せになれました！素敵な作品をありがとうございます！ (2020年5月16日 23時) (レス) id: 030f2978b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：池田
| 作成日時：2020年3月17日 9時
