男性恐怖症の私が初めて恋をした7【まふまふ】

216話 ページ16

つわりもほとんどなくなった20週目



ついこの間まで桜景色だったところは今では5月になって青々としていた



普通に動けるようになった私は真冬に誘われ久しぶりにショッピングデート



平日ということで休日の人混みよりは落ち着いている


ま「えへへ〜久しぶりだねこの感じ」


『そうだね』


手を握ってそう言う真冬(あざとい)



行きたいところがあるのか､真冬が私の手を少し引く



連れてこられたのは妊婦さん用の服を扱うお店



いわゆる『マタニティグッズ』を売るお店



お腹がでてきた時に着るようの服を買いに来たみたい


何着か真冬が手に取り私に差し出す


試着してという意味らしい



いつもは無言でレジ行かれます((



まだあまりお腹も出ていないからお腹のあたりがぶかぶかしているけどまぁ似合うか似合わないかの問題だよね



着た？という真冬の声に答えて私は試着室のドアを開けた



「うん、思った通り似合ってる


それと今待ってる時に見つけたんだけどこれかわいくない？」



そう言って見せてきたものは靴


男の子と女の子のもので多分２・３歳用



「歩くと音がするししかも光るんだって!!


すごくない？絶対僕達の子なら似合うって！」



産まれる前からすごい親バカ((


『まだいいからね性別もわかってないし


それにこれ2.3歳用だからね？早すぎだよ


子供たちがそれくらいの歳になったら一緒に買いに来よ？


それで好きな靴選ばせてあげよ』



「えーかわいいのになー


でも確かに子供たちに選ばせる方がいいね」


『じゃあ今は私の服だけね』


会計を真冬がしてる間に他の商品も見てみる



赤ちゃんの服で着るとくまさんだったりうさぎさんになるような服


猫もあって白に黒縁の模様


これいつか家族全員で着ることになりそうだなって考えると笑ってしまった



その後は会計を済ませた真冬と色んなお店をまわった


久しぶりに食べた甘いスイーツはとてもおいしかった


帰ってご飯の前に真冬の作業部屋を覗いて見た



そしたら真冬がピアノをひいてくれて


すごく心地よかった



その時



『…!!!!


真冬!



今､動いた


私のお腹蹴った!』



「ほんと!?

子供たち､お願いだからママ蹴りすぎないでよー」



『何言ってんのw』

＿

ご飯の時真冬に言われて思い出したんだけど



今日は私の誕生日



子供達､素敵なプレゼントありがとう



パパとママもありがとう

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