168話 ページ45
『ん…』
私はいつもと違う感覚で目が覚めた
目を開けてしまうと完全に起きてしまうから目は開けない
でもベッドで寝ているのとはなにかが違う
自分がふわふわ揺れている
これはまだ夢の中？
とってもあったかい
背中にかかってるのは確実に毛布
でも背中じゃなくて胸のあたりがとてもあたたかい
そんな時リズム的なふわふわが一回止まって
「よいしょ」
という声と同時に揺れる自分
そこでこれが夢でないことに気づく
目を開けるとそこは住宅地の道路
背が高くなったみたいに周りがよく見える
夜だから全体的に暗い
だからこそ街灯が少ないところでは夜空がとても綺麗
『うわぁ』
思わず顔をあげて声も出てしまった
ま「え？起きた？！あ、ごめん待って今降ろすのはさすがに…」
どうやら真冬は私が真冬におんぶされているのを嫌がって声を上げて離れようとしたと思ったらしい
私は真冬の肩に置いてる腕と足､全体的に力を入れた
ｷﾞｭｯ
『お願い｡このままがいい』
発作もない､大丈夫｡
それよりも真冬に触れることがすごく嬉しい
『これって夢?』
「ううん現実」
『病院は？』
「抜け出した
あ、許可はとったよ？A明日には退院だって」
『真冬がゼリーに砕いた薬入れて飲ませたおかげだね』
「そうそう､あれ砕くの結構大変で…ってバレてた？」
『全然｡でも看護婦さんが言いかけた言葉が気になってね』
「え、じゃあまさか…」
『私のご飯を自分のご飯にするのはダメだよ』
「むむむ…作るのも買うのも時間の無駄で…」
『…あの女の人のところ行ってたの？』
「うーん､あってるような違ってるような
あ、もうつくよ｡そこで本当の事言わせて」
そう言ったから顔をあげると
『ここって…』
そこは私たちの思い出の場所
ここの階段はとても急できつくて
真冬はここまで私をおんぶして疲れてるはずなのに今も私を離さずに登っている
階段を登り終えると
告白したあの日みたいに
いやそれ以上に
紅葉がすごく綺麗に咲き誇っていた
「A､ごめんなさい
ほんとにほんとに色々と､ごめんなさい
さっき言った通り本当のこと全部話すね
実は､
・
・
式を挙げる準備をしてたんだ」
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ノイズ(プロフ) - クリームさん» これＫらもがんばってください｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年3月1日 10時) (
レス) id: 910544e192 (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - ノイズさん» ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ^ω^ﾟ)ﾟ｡ (2018年2月28日 20時) (レス) id: 62d9a135e4 (このIDを非表示/違反報告)
クリーム(プロフ) - ねずこさん» 作品の今の流れにあったものならぜひ載せたいです！ (2018年2月28日 20時) (レス) id: 62d9a135e4 (このIDを非表示/違反報告)
ノイズ(プロフ) - めちゃくちゃ泣けました｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年2月21日 6時) (レス) id: 910544e192 (このIDを非表示/違反報告)
ねずこ - クリームさん» 番外編…とかとか…書いてもらったりとか…リ、リクエストとかとか…出来たりなんかしますか…ね…？ (2018年1月25日 20時) (レス) id: 32cf9c696c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーム | 作成日時：2017年10月18日 21時
