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MK｢…ごめん｣
口から漏れた声は静かな部屋に消えていく
Aの頬をそっと撫でた
��Aには関係ないだろ��
……ごめん、
まだなんて謝ったらいいのかわかんないや、
こんな大事な時に怪我して、出来ない自分にイライラして、優しい彼女に当たったんだ
……なさけない
いつもAの優しさに甘えてる自分が、
なさけない
A｢………変な顔｣
MK｢っ？！｣
Aは咄嗟に引っ込めようとした手を掴んで、ゆるゆると体を起こした
｢…マク｣
微かに耳に届いた自分の名前、そして彼女はまたゆったりと動き出す
MK｢…っ！、A…、まっ、｣
腕がこちらに伸びて来て、Aはしゃがみ込む俺に被さるように抱きついた
MK｢…ちょっと、……寝ぼけてる？！｣
肩に顔を埋める彼女からは返答がない、
……寝ぼけてる、
謝ってもない状態だから何だか申し訳なくてAの肩を押し返すと、首に回った腕にぐっと力が入った
A｢……起きてる…おき、て、る……から｣
MK｢…え？｣
A｢…………ちゃ、んと、…おきてる、｣
耳元で弱々しく発せられた声、手を置く肩が小さく震えていた
不思議なもので少し前までは当たり前だった温もりに、ずっと感じていた不安が抜けていく
泣いてしまったAをぐいっと引き寄せて抱き上げ、少しだけ体を起こしてAのベッドに腰掛ける
徐々に肩が濡れていくのを感じた、
泣かせてばっかりだな…
この子が落ち着いたら謝ろうと、そう思ってAの背中に腕を回す
けど、しばらくしてAが急に顔を上げた
MK｢…っ！｣
綺麗な瞳に涙が溜まっている
A｢…っ、わた、し…マクに関係ないって、言われ、て……寂し、かったの、｣
MK｢…っ｣
A｢…思ってないよ、怪我して欲しいなんて、そんなこと私、ぜ、んぜん…思ってない……｣
一粒、溢れた涙が彼女の頬を伝って落ちて服を滲ませた
A｢………寂しかった、だ、け…なの｣
｢ごめん｣と言いかけるAの口を片手で塞ぐ
A｢…？、｣
MK｢ごめん｣
静かな部屋で視線が交差した
MK｢それ、Aより先に俺が言わなきゃ、｣
A｢…え？｣
MK｢俺、関係ないなんて出会ってから一瞬も思ったことない、ずっと大事だよ、Aのこと｣
ポロポロと彼女の大きな瞳から涙が零れる
自分のせいでAが流す涙なんて見たくないのに、それはとても綺麗で心が痛んだ
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ましろ(プロフ) - nctLoveさん» ありがとうございます！！！凄く嬉しいです…！頑張って書きますね〜（ﾔﾙｾﾞｨ！） (2020年4月21日 5時) (
レス) id: 0396156814 (このIDを非表示/違反報告)
nctLove - すごく面白いです！これからも面白いお話を書いてください！よろしくお願いします！ (2020年4月20日 22時) (レス) id: 173906b15c (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - まるちゃんさん» 全く同じ気持ちで私もしんどいです…！！！！ (2020年4月20日 21時) (レス) id: 0396156814 (このIDを非表示/違反報告)
まるちゃん(プロフ) - マクが愛おしすぎてしんどいです、、 (2020年4月16日 2時) (レス) id: 210fcb58a2 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - ルアさん» こんにちは〜！嬉しいです…ありがとうございます！！コロナ大変ですよね、なかなか先が見えなくて…。大好きって言っていただけると、嬉しくて変な声出ます…わぁ。 (2020年4月11日 15時) (レス) id: 0396156814 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ
| 作成日時：2020年1月26日 11時
