検索窓
今日:8 hit、昨日:17 hit、合計:3,213 hit

ページ3

side_Kawakami



先程村正からメールが来た



ー彼らを見つけたのですぐ戻りますー



実に簡潔でわかりやすい



ーただの集まりでござるー



ーあまり気負う事のないようにー



拙者はこう返した



晋助はメールが苦手故、拙者が代わりにやる



そして数十分後



ガラガラ



妖「失礼します」



春雨第七師団の二人は晋助の元か



いつも通りのように見えるが



村正は少し疲れた様子の笑顔で戻ってきた



これは……血の匂い…



「村正、外出先で何かあったでござるか?」



妖「何も無いです、本当に」



村正は弱音を吐かぬ



晋助が問い詰めてようやく話す



「拙者が信用出来ぬか?」



武市やまた子の前で村正が笑顔を崩す事などない



幼くして鬼兵隊のNo.3の名を背負い



幼くして重いものを背負わせてしまったせめてもの償い



「刀を降らぬ時間だけは拙者の事を友人と思うでござる」



「いや、主は拙者の右腕である前に友人でござるよ」



「晋助に話せぬ事でも気軽に話してみよ」



拙者の言葉で少しでも楽になればよいが



妖「.....あいつに、灯刃政宗に会ったんですよ」



妖「でも.....次に会った時は必ず殺します」



村正は暗い顔で淡々と言葉を並べた



妖「俺があいつを斬った時」



妖「あいつに生きててよかったって言われて」



妖「あいつは何も分かってないって思ったんです」



妖「俺があの時どんな思いで家を飛び出したのかも」



村正の表情には晋助と同じ復讐心が見えた



村正を拾って



数ヶ月は村正から離れられなかったな



いつも魘されていた



ー死にたい、生きたくない、死にたいよー



涙を流して苦しんでいた



灯刃政宗はただ苦しくて逃げたとしか思っていないのか



妖「俺があいつを殺す時は止めないでくださいね」



「勿論、その復讐は村正だけのものでござる」



「だが村正が危険だと感じたら止めさせてもらう」



村正は苦笑した



妖「わかりました」

・→←たまたま早起きした時の謎の涼しさと謎の気持ちって一体なんなんだろうな!!!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:銀魂 , 高杉晋助 , 近藤勲   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:エラベールコイン | 作成日時:2023年5月4日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。