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side_Atou
晋助様に伝えに行く道中他の隊員達とすれ違ったけど
身長が低くなった為周りのものが大きく見えて怖い
あと体は女性だけど俺自体は男だから
女物の着物を着るのはかなり抵抗があった
晋助様に伝えたら戻るまでは部屋から出るなと言われた
今の俺じゃ刀を振れなくて危ないからとのこと
何かしてたら早く時間が過ぎるとはいえ
部屋でやれる事は限られている
朝の間に仕事はある程度終わらせちゃったからなぁ
どうしたものか
何かする事はないかと部屋を見回していたら
俺の目にハサミが映った
長いと気になってた髪を切る事にした
シンプルに邪魔だし、母さんと重なるし
俺は長い髪を整え、鋏に手をかけた
来「むーくん遊びに来た...って何してんスかぁ!」
来「勿体ないッスよ、せっかく綺麗な髪なのに」
突然襖が開いたと思ったら
また子さんが髪飾りやら何やらを持って立っていた
俺今から何されるんだろ〜
来「もう...とにかく女子会するッスよ!」
『俺女子じゃないんですけど』
来「ゴタゴタ言わない!」
また子さんは襖をピシャリと閉めたら
メイク道具やら髪飾りやらを持って迫ってきた
男としてはかなり屈辱だけど...もういっか
お菓子の効き目の三時間ずっとおもちゃにされてた
そして元に戻った俺は、真っ直ぐ武市さんに刀向けた
大丈夫だよ、ちゃんと晋助様に許可取ったし
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作者名:エラベールコイン | 作成日時:2023年6月23日 10時