助けた ページ3
side_Touba
ー下手な事すればお前らの局長の首が飛ぶぞ!ー
俺達は真選組総員の前には
ロープで縛られた近藤さんがいる
奴らは人の良い近藤さんを騙して誘拐したカス野郎だ
土「政宗、気持ちは分かるがやりすぎるなよ」
『俺がアンタの言う事を素直に聞くとでも?』
土方には俺の、俺達の気持ちが分かるんだろ
俺は近藤さんをこんな目に遭わせた奴らを
一人残らず殺してぇ、それは土方も同じだろ
『俺は近藤さんみたいに優しくねぇよ』
ーさっきから何をゴチャゴチャとグワァ!ー
ーお前!こいつがどうなってもグワァ!ー
俺は寄ってきた奴らを片っ端から斬った
命は重いものだと俺はとうの昔に気付いた筈なのに
こんな奴らは死んだ方がいいと思っている
総「兄貴がここまで暴れるなんて珍しいですねぃ」
ある程度片付けて一息ついてたら
頭から被ったのかってくらい血塗れの総悟が立っており
後ろには中身の出てる連中の死体が沢山あった
『仕事のストレス発散も兼ねてるんでな』
総「いつもお世話になってまーす」
最後まで胸糞悪い奴らで逆にストレス溜まってきたが
山「沖田隊長〜!政宗副隊長〜!」
山「局長は無事ですよ!」
総悟と軽口を叩き合ってたら
山崎が少し埃被ったウチの大将を抱えて来た
見る限り傷が無くてホッとした
だけど強く縛られたロープの跡が痛々しかった
『近藤さん...ちょっとは疑う事を覚えてくれませんかね』
近藤さんの優しさは長所でもあり短所
それで毎回こんな事があっちゃこっちの身が持たねぇ
近「トシにもさっき同じ事を言われたんだがな?」
近「俺は相手の悪いところよりも良いところに目がいく」
近「だから毎回こんな目に遭うんだろうな、ガハハ!」
悪いところを見ようとしないからこんな目に遭うのに
近「心配かけたな、政宗、総悟」
土「首謀者は勿論他の奴らに縄を掛けてきた」
土「お前らも抜かりないだろうな」
総「『当然 でさぁ/だろ』」
近藤さん関連の事で俺らが手を抜く訳ねぇ
近「トシー!政宗ー!総悟ー!お前ら無事かー!?」
『.....こっちのセリフです...』
こういう時にもヘラッと笑うからこの人は本当に...
『本当に...生きた心地がしないんですよ』
まぁでも近藤さんが無事ならそれに越したことはないか
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:エラベールコイン | 作成日時:2023年6月23日 10時