（１８７）研究室 ページ5
＿＿今度の扉は片手で開けるられるようになっており、俺はためらうことなく
ノブに手をかけ、後ろを振り返る。
向こう側にはマフィアが隠れているかもしれない。
戦えるよう、準備を。
２人は俺の意思を読み取ってくれたようで、身構えてからうなずいた。
それを確認してから、ノブを素早く手前に引き、それに合わせて、Ｇが拳銃
を、雨月が日本刀を、扉の中の空間へ突きつける。
・・・何の反応も返ってこないということは、とりあえず危険はないらしい。
そう判断した俺は、ゆっくりと扉をくぐり、さっと辺りを見回してみた。
雨月 「ここは・・・通路でござるか。」
日本刀を背中にしまいながら、小さな声で呟く雨月。
約１００メートルといったところだろうか、赤い絨毯が敷かれた通路は
突き当りまでまっすぐ伸びている。
そして、１番奥にはまたしても大きなドア。
Ｇ 「選択肢は１つ、か。どうする、ジョット？」
ジョット 「もちろんこのまま進む。だが・・・何か罠があるかも知れない。
出来るだけ固まって行動しよう。」
雨月 「賛成でござる。」
クスリと笑う雨月に対し、Ｇはまたかというような顔をしていたが・・・それが
１番安全であると判断したのか、返事を返してくれた。
Ｇ 「わかった。・・・じゃ、とっとと調べるぞ。」
俺と雨月は顔を合わせて少し笑った後、頭をガシガシと掻きながら歩き
始めたＧの後をついていった。
壁に何か仕込まれているのではないかと身構えていたが、特に何も起こる
ことなく、ドアの前へとたどり着いた。
装飾などは一切なく、『研究室』と書かれたプレートが脇にぶら下がっている。
Ｇ 「・・・ろくな部屋じゃねぇな。」
そう吐き捨てるように言って、プレートの文字を忌々しそうに睨むＧ。
俺と雨月は目を合わせ、それからまた、ドアの方へと視線を戻した。
・・・・さらってきた子供を使った、人体実験。
そんな所業を持っているこのマフィアを、許すわけにはいかない。
ギリ・・と唇を噛んだ後、俺は２人に合図を送り、勢いよくドアを開いた。
すると、途端にむせかえるほどの異臭が鼻につく。
ジョット 「・・・なんだ、これは・・。」
思わず服の袖で口や鼻を覆い、１歩室内に入る。
＿＿その瞬間、ヒュッという空気を切る音がして、俺の顔に何かが飛んできた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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まめのすけ(プロフ) - 新しくこみゅ〜を始めました。前のﾊﾟｽ忘れてしまったので…名前は、まめ(￣▽￣;) (2017年8月30日 3時) (携帯から) (
レス) id: cfcfcfe9f4 (このIDを非表示/違反報告)
まめのすけ - 久しぶりに来ました。あれから３年たちました(笑)。作品楽しみにしてます(*´∇｀*) (2017年8月30日 2時) (携帯から) (レス) id: cfcfcfe9f4 (このIDを非表示/違反報告)
シグ - めちゃくちゃ久しぶり！変わらずげんきしてますかー！莱羅の返事しなくてごめんよ！私は変らず莱羅の事、親友だと思ってるぞ(o´∀`)b莱羅のお菓子も食べたい！ (2015年6月21日 9時) (レス) id: c413587851 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - 更新するの待ってます^ - ^ (2015年4月19日 0時) (レス) id: 74e7e75ea1 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - 続き楽しみにしてます。完結まで頑張ってください!! (2015年4月19日 0時) (レス) id: 74e7e75ea1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莱羅 | 作成日時：2012年1月21日 20時
