（１８５）扉の向こうは・・・？ ページ3
＿＿黙々と進めてきていていた足をぴたりと止め、ジョットは目の前に立つ
建物を見上げた。
本来なら２人ほど見張りがいるが、その姿はどこにもなく、周りはいつもと
違って静まり返っていた。
何年も忌々しく思っていたマフィアのアジト・・・・この中に２人がいる。
ジョット 「・・・行こう。」
短くそうとだけ言い、俺は扉の前へと再び歩き始めた。
ここに来る途中、理由は告げず、とにかく危険だから外には出ないよう町民
たちには言っておいた。
念のため確認もしたが、アジトから出たマフィアは１人もいない。
ジョット 「みんな、準備は良いか？」
扉の取っ手に手をかけ、後ろを振り返って仲間たちに尋ねる。
大勢の敵の中へと飛び込むのは、ラクノスの時以来だ。
あの時と同じような危険にさらされることになる、それをみんな分かっていた。
それでも・・・なんのためらいもなく、みんなは強くうなずき返してくれる。
Ｇ 「ジョット、１人で先に突っ走るんじゃねぇぞ。」
アラウディ 「僕は勝手に倒していくから、君の出番はないかもね。」
雨月 「油断は禁物でござるよ。」
ナックル 「俺たちを究極に頼ってくれてかまわんぞ！」
ランポウ 「ケガの手当てぐらいならしてやってもいいんだものね。」
言葉はそれぞれ違えど、励ましの言葉だということは変わらない。
俺は「ああ。」と返事をした後、取っ手を自分の方へと引っ張った。
ギィ・・・と軋んだ音を立てて扉が外側に開き、外の光が中に入り込む。
中は大広間だった。
何本もの柱がある室内は二階までの吹き抜けで、その天井には大きな
シャンデリアがぶら下がっている。
電気は付いていなかったが、それほど広くもなかったので、隅々まで光が
行きとどいていた。
Ｇ 「・・・ここには、人の気配がねぇな。」
探るようにあたりを見ていたＧの視線が、ある１点でピタリと止まった。
俺もつられて顔を向けると、部屋の中央に二階の通路に向かって伸びて
いる大きな階段があった。
よく見ると、通路はこの部屋をぐるりと囲っており、ところどころに部屋の
扉と思われるものがいくつか見える。
雨月 「あっちにもドアがあるでござるよ。」
そう言って雨月が指さした方には、部屋の右側に入り口の物よりは小さめの
ドアが１つあった。
みんなの頭の中には、１つの予想が浮かんでいた。
＿＿どれかの扉の向こうにAとデイモンがいる、そして、その部屋以外は
おそらく罠だ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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まめのすけ(プロフ) - 新しくこみゅ〜を始めました。前のﾊﾟｽ忘れてしまったので…名前は、まめ(￣▽￣;) (2017年8月30日 3時) (携帯から) (
レス) id: cfcfcfe9f4 (このIDを非表示/違反報告)
まめのすけ - 久しぶりに来ました。あれから３年たちました(笑)。作品楽しみにしてます(*´∇｀*) (2017年8月30日 2時) (携帯から) (レス) id: cfcfcfe9f4 (このIDを非表示/違反報告)
シグ - めちゃくちゃ久しぶり！変わらずげんきしてますかー！莱羅の返事しなくてごめんよ！私は変らず莱羅の事、親友だと思ってるぞ(o´∀`)b莱羅のお菓子も食べたい！ (2015年6月21日 9時) (レス) id: c413587851 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - 更新するの待ってます^ - ^ (2015年4月19日 0時) (レス) id: 74e7e75ea1 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - 続き楽しみにしてます。完結まで頑張ってください!! (2015年4月19日 0時) (レス) id: 74e7e75ea1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莱羅 | 作成日時：2012年1月21日 20時
