（１８３）始まり ページ1
ナックル 「・・・それでこそ、俺の知っているジョットだ。」
重苦しく感じていた数秒がたち、頭上から聞こえてきた声に俺は顔を上げた。
まさかそんな返答がくるとは思っておらず、驚く俺に対して、ナックルは
どこか満足げな表情をしている。
ナックル 「あのときついカッとなってしまったは、Aとデイモンが
さらわれてしまったことももちろんあるが・・・ジョット、貴様が
あきらめにも似た顔をしていたからだ！！」
黙ったままでいると、ナックルはそう言って俺の顔を指でさした。
その横では、ランポウもコクコクうなずいており・・すかさずＧに頭を
叩かれる。
後ろにいるアラウディも、一瞬だけ俺に目を合わせ、また眼を閉じて
しまった。
そうか・・・みんなは、俺の失態に呆れていたのではなく、俺が俺らしく
なかったから・・・。
まだまだだな、俺も。
ジョット 「すまない、みんな。・・・・一緒に戦ってくれるか？」
今度は一人一人の目を見ながら、ゆっくりと同じことを告げる。
返ってきたのは、心強いうなずきだけだった。
・・・・それだけで、何もかもが上手くいく気がした。
※
少女 「ねね、もう少しであいつの仲間が来るんだよネ？」
少年 「ああ。どんな奴が来っか、楽しみだよなー。」
青年 「・・・・・・・。」
何もない個室の中、ひときわ目を引く新品の円卓テーブルに座り、３人は
談笑していた。
上にあるシャンデリアが室内をぼんやりと照らしだし、古くなった壁や床を
照らし出している。
少女 「でもー、なんでボスはこんな回りくどいことするのかナ？さっさと
その自警団っていうのつぶしちゃえばいいのニィーー。」
少年 「ははは、そんなんじゃつまんねーって。」
頬を膨らましながら文句を言う少女を、少年は笑ってなだめる。
しかし、少年はふと表情を変えて、ニヤリとした笑みを浮かべた。
少年 「ボスはさ、こんなんただの余興にしか思ってねぇよ。」
その言葉を聞いて、少女も怪しげな笑みをこぼした。
そして、今まで目を閉じて話を聞いていた青年も目を開け、目の前に広がる
暗闇をじっと見つめる。
少年 「そろそろ行こうぜ。楽しいパーティの・・・幕開けだ。」
ガタリといすを鳴らして、３人が立ち上がった。
＿＿どこからか入り込んできた風が明かりを揺らし、ドアがきしむような
音が室内に響いて・・・消えた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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まめのすけ(プロフ) - 新しくこみゅ〜を始めました。前のﾊﾟｽ忘れてしまったので…名前は、まめ(￣▽￣;) (2017年8月30日 3時) (携帯から) (
レス) id: cfcfcfe9f4 (このIDを非表示/違反報告)
まめのすけ - 久しぶりに来ました。あれから３年たちました(笑)。作品楽しみにしてます(*´∇｀*) (2017年8月30日 2時) (携帯から) (レス) id: cfcfcfe9f4 (このIDを非表示/違反報告)
シグ - めちゃくちゃ久しぶり！変わらずげんきしてますかー！莱羅の返事しなくてごめんよ！私は変らず莱羅の事、親友だと思ってるぞ(o´∀`)b莱羅のお菓子も食べたい！ (2015年6月21日 9時) (レス) id: c413587851 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - 更新するの待ってます^ - ^ (2015年4月19日 0時) (レス) id: 74e7e75ea1 (このIDを非表示/違反報告)
ミキ - 続き楽しみにしてます。完結まで頑張ってください!! (2015年4月19日 0時) (レス) id: 74e7e75ea1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莱羅 | 作成日時：2012年1月21日 20時
