匂わせ ページ9
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『またゲームですか』
「ん、今いいとこだから」
『ゲームするなら、自分家でいいじゃん』
私の家に来てはゲームばかりの彼。
分かってるけど、家にあげちゃうんだよね。
「ここきて、」
脚の間をとんとん、と叩く。
そこに座れば腕を回され、すっぽりとハマる。
『私にゲーム画面を見てろと？』
「今、通信対戦してんの」
『へーたのしそーですねー』
私はぼーっと、怜央がプレイしてる画面を見る。
負ければ、耳元で悔しがる声。
びっくりするって。
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いつの間にか、日は落ちて辺りは真っ暗に。
『怜央、風呂』
「入る、あ、一緒に」
『入るかぼけ』
適当に兄が置いてあった服を出して洗濯機の上に置いといた。
「いい湯でした」
『待って、なんで私の服着てんの』
置いといた男物の服とは明らかにサイズ違いの服を着て出てきた怜央。
「置いてあったから」
『いやそれ、私のだから』笑
身長の高い彼と服の丈が合っていないのが、余計に面白くてツボに入る。
「脱げばいいんでしょ！もう！」
『え、もしかして逆ギレされてる？』
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『うわ、このアイス美味しい』
「ちょーだい」
『はい、 ちょっ、垂れそう』
風呂と食事を済ませて、またさっきの体勢でアイスを食べる。
暇だから、アイス食べるしかやることない。
『れおー、？』
「んー？何？」
『ねむい』
「さっきから、首がくがくなってるもんね」
こっち向いて、寝な、と言われ正面に向き直す。
身体をだらっとさせて、怜央の腰に抱きつく。
うわっ、この体勢絶対すぐ寝るやつだ。
と思っていれば、数分後には夢の世界に。
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おちゃこ(プロフ) - ながとろさん» ご指摘ありがとうございます>_<修正させていただきました！ (2021年3月3日 1時) (
レス) id: 710d82267e (このIDを非表示/違反報告)
ながとろ(プロフ) - 17ページから中村海人が海斗になってます。感想じゃなくてすいません (2021年3月3日 0時) (レス) id: f5bcc9fb02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おちゃこ
| 作成日時：2021年2月20日 0時
