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Aside
今日もバイト。
一週間前の山田事件以来、
私はより真面目になったはず。
けど、山田くんをテレビで見るたび鼻に付くようになってしまった。
画面に写ってる彼は
ニコニコで、優しくて、いじられキャラ。
芸能人なんて、猫かぶってるんだ。
あんな奴全然かっこよくないよ!
いつものように
レジ打ちをしている時だった。
カランカラン、とドアが鳴った。
見た先は、
A「……いらっしゃいませ…」
タイムリーすぎるよ…
山田涼介のバカ、なんて思ってたのに
彼はそこに居たんだ。
涼介「あ〜……
久しぶりです新本さん」
A「お、久しぶりです…」
不幸なことに、
他のお客さえいれば上手いこと流せるのに
この時間となるともうそんなに入らない。
涼介「あの。話があってさ」
A「今、仕事中なのですいません」
涼介「いや、お客いないじゃん」
A「真面目にやれって言ったの、
山田さんです。
山田さんの言葉で私は変わることを決意したんです
だからごめんなさい、
お話はできませんね、はい」
明らかにふてくされた顔と、声で
お客さんに対する態度じゃない接し方で
言ってしまった。
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作者名:りーな。 | 作成日時:2017年10月18日 16時