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Aside
涼介「じゃ、送ってくから
でよっか」
私はなんで、
山田さんの家なんて来てるんだろう。
天下の山田涼介様だよ？
そんな人に何馴れ馴れしく…
恋なんてしてるのかな。
靴を履いて、
ドアを開けると透き通る寒さにゾッとした。
A「…まだ11月なのに、こんなに寒い」
涼介「確かに……」
ドアの鍵を閉めて、
こっちだよ、と合図をして駐車場まで歩く。
山田さんの背中を見ながら思った。
こんなさり気ない瞬間でも、
そばにいれるなんて、
私、幸せすぎる＿＿＿＿。
山田さんは、
久しぶりに私に温かさをくれるの。
ママもパパも、
私なんて忘れちゃって＿＿＿＿
そう思うと、
涙腺がゆるくなるのが感じた。
ダメだよ。
散々泣いたでしょ。ダメ。
ぐっと飲み込み、
前にいる山田さんだけを見て歩いた。
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作者名：りーな。 | 作成日時：2017年10月18日 16時
