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泣き止みそうにない彼女の腕を引いて
俺はとりあえずたまたま
ここの近くに住んでいるから家に上がらすことに。
いや、葛藤したよそりゃ。
女子高生部屋に入れるなんて……
なんか本当に俺、
この子といるとやばいよね……？
涼介「…ほりゃ、Aちゃーーん？
話……とか
聞いたろか…？」
俺の部屋のソファに座っても、
涙を流しながら
俺を見てはまた目をぎゅっとつぶって首を振る。
さっきからこの繰り返しだ。
いい加減埒が明かない。
涼介「よし！
日本のアイドルを代表する山田涼介が
1曲歌ってやるよ！
なにがいい？
いまのJKはなにきくの？」
俺はなんとか機嫌を上げさせようと、
横に座って背中をさすりながら話しかけた。
涼介「……あ、あーーーー
トランプー、とかあるよ多分！
ババ抜きスっか！
いやまーさー、
Aちゃん…くらいだと
トランプとか日常かもだけど？
俺の高校、すっげえ厳しくて
トランプも禁止だったんだよねぇ」
何を言っても、しくしくと泣きながら
首を振るだけだった。
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作者名：りーな。 | 作成日時：2017年10月18日 16時
