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残念、
今日は3人とも来てくれなかった。
山田さん………
なんだか、逢いたい気持ちだったのに。
バカ。
早く来てよもう。
あんなに期待させといて、
きっと山田さんは気づいてないんでしょ?
でももうなんだか私
この思いに負けそうで怖いよ………
「Aちゃーん、
もー売り切れちゃったから店閉めるね!
今日は上がっていいよ!」
いつもバイトが終わる30分前に、
完売した商品。
家帰っても暇なんだけどなぁ…
まあずっとここに居るわけにもいかないか。
A「わかりました!」
服を着替えて、
携帯の画面をチェックしながら
私は皆さんに挨拶をして店を出た。
A「とりあえず、駅前の本屋でも行くか…
空いてんのかな」
私は暇つぶしを探すように考えて
駅に向かって歩き出した。
こんな時、
山田さんは何してるんだろう………?
ぼんやり考えながら歩いていると、
あっという間に着いてしまった。
と、そこで私は見覚えのある背中を見つけた。
また、タイムリーな人なんだから。
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作者名:りーな。 | 作成日時:2017年10月18日 16時