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A「…………なにそれ」









そう言うと、
大貴は鼻でふふっと笑った。









A「………私、やっぱり3人がいいんだよ」









ただ、それだけなんだよ________









大貴は私の頬を両手で包み込んで、
『俺も』と、









可愛らしい顔で微笑んだ。









でも、








大貴の目って、
こんなに赤かったっけ………









夕日に、照らされてるから?









違う。









幼馴染だから、わかるの。





大貴は今、涙をこらえてるね。









その理由には、触れちゃいけない気がして。





踵を返して
先を歩いて行く大貴のシャツの丈を
ツン、と引っ張った。









それでも止まらず、
私達は歩いた。









大貴のエナメルバッグから
夕日が反射して、眩しかった。









A「……………もし、涼介が大貴だったとしても私は同じこと、してたからね?







大貴が、大好きなんだから」









大貴はまたふふっと笑って
振り返った。









そして、うん、とただ笑いながら頷いた。









大貴「………それは、どうかな…」

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作者名:りーな。 | 作成日時:2017年12月17日 8時

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