~INCOMPLETE~《赤》 (ページ2)

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重岡大毅.

俺の中には、

3人の｢俺｣が居るらしい

それは中間先生が教えてくれた。

でも1人だけは認識してた

どこかで囁いてる気がして

1番会いたくないやつ。｢ダイキ｣

こいつ俺と性格が真逆やから合わへん

コンコンコンと3回のノック

いつものように中間先生が入る

｢おはよう。夜は眠れた？｣

毎度同じ質問をされて｢はい。｣と答えるのが日課

｢いいえ。｣って答えると色々面倒やから

｢じゃあ今日も1日頑張ろか、また昼な｣

軽い問診をされて今と昼食後に1回、夕食後に1回、

計3回必ず来る。

｢暇やったら遊びに来てくださいね｣

｢無理やろ、神山君に怒られるわ。笑｣

冗談交じりの会話も終えて

長い長い1日が始まりを告げる

特にすることもない暇な日々

外出は禁止

部屋から出る時も許可が必要

窓越しの景色も鉄格子付き

何処へ行くにも鍵がつく

そんな病院で何してんやろ...

全く俺は理解出来てないままここに移されてた。