~INCOMPLETE~《赤》 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:20 hit、合計:84,063 hit

#2 ページ3

重岡大毅.

入院して3ヶ月ぐらい経つ

周りの人とも関わることは無かったけど

勝手に隣から部屋に遊びに来るやつがいる。

小瀧望

｢やっほー、暇やから遊びに来た｣

いつもこんな感じでこっそり俺の部屋に忍び込んでは、話したりカードゲームしたり時間を潰して先生達が見回る時に逃げていく

小瀧くんは20歳でここには1.2年前から居ることしか
聞かされてない。

こんな病院やから普通の事情では無いんやろな
俺からも深くは聞いてない

今日はカードゲームで俺が5連勝目

｢よっしゃ！俺の勝ちや｣

｢くっそー、もっかいもう1回しよ！｣

｢どうせまた俺が勝つで。笑｣

あっ、

目線をドアに向けた

｢小瀧、部屋戻るぞ｣

小瀧くんの担当のひとや。

｢えー、濵ちゃん勘弁してよ。ちょっとだけやから｣

濵田｢あかんわ！ほんまに何回注意してもわからん奴やなぁ...｣

｢えへへ、ごめんごめん
重岡くん勝負はお預けやからな！また来るわ｣

濵田｢また来たらあかんやろ、はい戻って｣

肩を持たれて部屋を出て行った

小瀧くんの精神どこが悪いのか分からなかった
毎日元気やし、面白いし、よく笑う

まぁ表面上の付き合いでええかな。

たぶん、素性を聞いても良いことないと思うから