-2- ページ14
.
「甘い方にしてもらって、ハード系の方は別で持ち帰りにしたいな。
帰ったら酒の肴に食べたいな〜。」
「ふふ。それ好きですね？
今日のはちょうどお酒と相性いいかも。
ではハード系のベーコン・エピはお持ち帰りで用意しますね。
あ！甘い方ミニフレンチトーストなんですけど、ここで食べていかれますよね？
ならクリームとジャムおまけで追加しときますね？
もう少しお待ち下さいね。」
くふっ、っと笑みをこぼしながら楽しそうに準備していく。
「やった！二宮くん、ありがとっ！
ここのフレンチトーストもすっげー好き！！
めっちゃ嬉しい〜腹減った〜！」
「相葉さん、珈琲もパンも美味しそうに召し上がって下さるんで、僕も嬉しいです。
はい、お待たせ致しました。
今日のオススメ珈琲とパンのセットです。
あと、ほんの気持ちですけど、おまけのチョコつけときますね。
ごゆっくりどうぞ。」
美味しそうな珈琲とパンが乗ったトレイを受け取る。
彼の笑顔がまた美味しさを倍増させるんだよね〜
この時間偶に来るお客さんは大体テイクアウトだ。
そんなお客さんの対応をする二宮くんを眺めながら美味しいパンを頬張る。
今まで二宮くんに夢中で気付いてなかったけど、注文カウンターの横には小さなクリスマスツリーが飾られている。
その前にサンタとトナカイの人形…
もうすぐクリスマスだもんな。
「相葉さん、寒くないですか？
珈琲おかわりいりますか？」
お客さんの対応を終え 、二宮くんが声をかけてくれる。
テイクアウトでなければ1杯まで無料でおかわり自由でお得ですよ。と初めてこのお店に来た時声を掛けられたのを思い出した。
「お言葉に甘えて、おかわり頂こうかな！」
「はい、喜んで。」
にっこり微笑んでくれた二宮くんに、空のカップを渡しに行く。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 38人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すみれ | 作成日時：2014年10月3日 12時
