硝子のかけらは虹色 (ページ2)

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小悪魔様と、お戯れ。an ページ2

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｢まぁ～くぅん｡｣

あれ？なんか幻聴かな？
にのちゃんがこんなに素直に甘えて来るなんて
久しぶりに聞いたよ、その呼び方

やっぱり･･････

かぁーわーいーいー！！

目を開ければ声の通りの可愛い顔をした
甘い瞳の君。

ソファに座ってる俺の正面から、跨がるようにゆっくり抱きついてくる。

その角度は最強に可愛い斜め下からの上目遣い
確信犯なの？天然なの？
最強小悪魔可愛い子ちゃん！！

･･･やべ、心のテンションだけで鼻血出そうになっちゃった

｢もぉ、何考えてるの？
まぁくんたら･･･｣

ふふ。って、柔らかいその笑みは、可愛いくて妖艶
そっと俺の頬に添えられた、可愛いらしくしなやかなその指
優しく焦らすように口許まで辿った

と思ったら、首にかけられた片腕が強く引かれ、掠めるような口づけを一つ

普段あまりないことに驚き見やれば
日頃ワンコのような瞳は、魅惑的に細められ
その唇を誘うように舌で濡らした

｢ふふふっ。欲しくなっちゃった｡｣

こてっ、と。もう確信犯ですよね？！
って叫びたくなる首の角度でそんな事言われたら･･･

まぁーくん、いっきまーす！！

もう、ガバッと！そりゃーもう、がばっと！
にのちゃんを押し倒した

･･･と思ったのに

｢いってーーーー！！！！！！
何するの？！にのちゃん！！｣

可愛いその指から生み出されたとは思えない、
めっちゃ痛いデコピンを一発！
見なくてもわかる！俺のおでこ真っ赤だよ～

｢何する、はこちらの台詞ですよ。
オレはキス、が欲しかっただけなんで。
何だと思ったの？あ・い・ば・か♪｣

･･････ムキィーーーー！！！！！！

何なの何なの？！そのツンデレ！
いーよ！わかってるし！
そんな、にのちゃんも好きなんだけど～！
でも今のは酷いよー！
天国から地獄だよ･･････俺を弄んでさぁ！

･･･仕方ない、俺を本気で怒らせたこと、
後悔しないでね？
先に仕掛けたのはそっちなんだから

きっちり俺とも遊んでよね

俺の、可愛い小悪魔ちゃん？