胸の違和感 ページ30
「なんかー、変な感じがする。」
「変な感じって例えば?」
「なんか、変な感じ。」
胸元を抑えてうーんと唸っている彼女の顔を家入は覗き込む。
Aは表情を変えず、顔を顰めるばかりだ。
「あのクズ達が帰ってくるから拒否反応?」
「あはは、まさか。」
「じゃあどうしたんだよ。」
家入がAの背中を擦ると、そこじゃない。とばかり言うA。
彼女は突然思いついたかのように立ち上がる。
「なんか心配だから、外見てくる。」
「一緒に行こうか?」
「高専内だから、平気。」
「気をつけるんだよ。」
部屋を出ていこうとするAの頭を撫でた家入。
彼女は無自覚だがとても過保護だ。
ふと家入は携帯に視線を落とした。
「A、やっぱ行っちゃダメ。待機命令。」
「え?誰から?」
「五条。」
なぜ彼女は理由を聞かないのか。
゛五条゛その家入の言葉にAはゴクリと喉を鳴らした。
「わたし、悟と傑見に行ってくる。」
「え、ちょっと…。」
胸の違和感の理由をすぐに察知した彼女は家入の言うことも聞かずに外へ飛び出す。
「悟、傑。」
真剣な眼差しで、彼女は走り出した。
何個掛け持ちするんだって感じですけど、息抜きに本編とは一切関係ない3年間、隣の席の五条くんこちらを作りました。
どうぞ見ていただけると幸いです。
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りりちゃん(プロフ) - 更新されますかね、、、? (1月24日 0時) (レス) @page46 id: 0c4dd5db53 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - すごく面白いです!!更新待ってます♬.*゚ (9月26日 17時) (レス) @page46 id: a9d60917a2 (このIDを非表示/違反報告)
Yata(プロフ) - 更新待ってます🫶 (8月5日 16時) (レス) @page46 id: 54b6455275 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - すっごく面白いです!!どうか更新していただけないでしょうか。 (2022年3月1日 10時) (レス) @page37 id: d3b2ada53d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 夜行性さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年2月23日 15時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜行性 | 作成日時:2021年1月10日 19時