結界術の基本は守りなさい ページ23
「ダメだ。ビクともしねえ。」
「てゆーかなんなら帳全部氷漬けにして圧力で壊せば良くない?ダメなの?」
「アホか。そこからの戦いAはどうすんだよ。」
「あ゛」
伏黒君の玉犬が呪霊を食っている。
ていうか悠仁のパンチでもビクともしないってどんな強力な帳なのこれ。
「どこか脆いところを探して、一瞬でも中に入らないと始まらない。」
「確かにそうだよね、帳を降ろしてるやつが中にいるんじゃ怖しょうがないもんね。」
「でも、原宿ではさ…。」
あ、と悠仁の一言で思い出す。
でも帳って本来バリアでしょ?自分を囲むものじゃん。
「成程…!帳で自分を囲わずに外に出ることで発見・撃退されるリスクを上げて帳の強度もあげる。いやでも、結界術の基本を無視するんじゃねえ!とんでもねえ奴だな!!」
「ほんと、とんでもねえやつだ!!」
「その原理なら帳の基本はかなり目立つところにあるんじゃないですか?」
ホントにとんでもねえやつだ、とうんうん頷く。
「より見つかるリスクを抱えて更に強度を上げてるってわけか。」
「目立つ…場所。」
目立つ場所…?そんなの、1つしかないじゃん。
見上げてもよく見るのはあそこ、渋谷Sタワー。
なんだ、簡単じゃん。
910人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜行性 | 作成日時:2021年1月4日 19時