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昇級させます将来は ページ24

「私さー1回やってみたかったんだよね。こーゆーの。映画に出てきそーなの!!」









多分、このタワーの下層には改造人間がいる。



だから1番効率的なのが鵺で空から降りること。









「これが、帳の基。」



「そうそう、それ壊せば晴れるよ。私も壊したけどそれ結構硬いの。なんかそれに呪力を込めれば誰でも帳降ろせるみたい。」









…?術式を発動して帳の基を壊そうとすれば、その他に2つ、抜かれたあとがある。









「これ、壊しても上がらない。大事なのは、残りの2つの方かも。」



「はあー?あいつか!!」



「あのダルマハゲ許さん!仕事増やして!!」









あのダルマ、もっと髪増やしてからそういうことしろよな。ほんと、なんで私が戦わなきゃいけないのか。









「分かってるよ、婆ちゃん。」




「カワイイ後輩も出来たことだし、ここいらで活躍してボチボチ俺も1級術師になっちゃうぞ。」




「えー、めんどくさいよ1級。」




「雰囲気壊すな虎杖妹。」









だってホントだし…しかも虎杖妹とは。



私は悠仁の妹なのか?考えたこと無かったな。



でも確かに誕生日は私の方が遅いけど。









「来訪瑞獣一番。゛獬豸゛追尾!!」



「なんだ猪野さん、強いじゃん。」









来訪瑞獣って降霊術か。



顔を隠したってことは自分が霊媒になる感じ?



ま、私は術式使わなくてもいいかな。ハハ。









「2番゛霊亀゛」



「やっぱ強いじゃん。私なんかより多分1級の才能ある。私が1級になったら推薦しとくね。」



「おお、それは嬉しいぜ。妹よ。」



「兄よ。頑張ってくれ。」









とりあえず足元を何度か凍らせて動きを止める、そこを猪野さんが叩く。を私たちの戦法にした。



だけど、なんで身を呈してあのおばあちゃんを庇うんだ…?









「猪野さん、下がって。」









やっぱりだ。









「もおええぞ。」



「分かってるよ。婆ちゃん。」









一瞬で雰囲気が変わった。あの人になにか降ろした?

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作者名:夜行性 | 作成日時:2021年1月4日 19時

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