ちょ、下級でいいです ページ6
「君を2人の術師が1級に推薦してる。いや、正確に言えばA以外にも5人いる。だけど君は特別だ。」
「何が特別なの?私やだよ。痛い任務増えるの。今だって呪力使いすぎて寒いし。」
ほんと、A。そういうとこ、と突っ込まれる。
五条先生にだけは言われたくない。
「等級の決め方。そんくらい知ってるでしょ?」
「まあ、そりゃあ。」
「ずっと言わないつもりだったんだけど、Aはさ。規格外なんだよね。」
「五条先生にだけは言われたくない。」
ふーふーと先程作っていた鍋を口に入れる。
熱っと一言こぼすと苦笑いされた。
なんだその苦笑いイケメンの苦笑いほど嫌いなものはない。
「ほんとよく食べるね。その小さい体のどこに入るんだか。」
「ちゃんと食べて寝てるからね。」
「そういう問題じゃないでしょ。」
じゃあどう言う問題なんだ教えてくれ。
難しい話は嫌いだぜははっ。
「本来、2名以上の1級術師から推挙されたものは現役の1級、または相当するものと共に幾度か任務をこなす。」
「あー、そこで適正ありって判断されたら準1級。その後も任務をこなせたら1級。だっけ?」
「そうそう。なんだけどね、まあでも面倒臭いから簡潔に言うと、Aさんは明日から準1級術師となります。」
思わずは?っと握っていた箸を落としてしまう。
今こいつ、なんて言った?
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作者名:夜行性 | 作成日時:2021年1月4日 19時