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160話 ページ19

この日常を、奪わせちゃいけない。壊してはいけない。
改めて気を引き締めなければ……



そんな事を考えているとルナちゃんが近くに来て


ルナ
「お姉ちゃんも一緒に行くんでしょ!
ハイッ!私の手繋いでね!」



なんていうものだから微笑ましくて三ツ谷の家まで
手を繋いで話しながら並んで歩いて帰った。



____________________
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________





三ツ谷
「ネーサンありがとな
ルナ、マナの事もだけど遊び付き合ってもらって…」






『ううん、可愛い子からのお誘いは嬉しいから』




三ツ谷の家についてからも妹二人が「もっと遊ぶの!」と
お誘いがあり三ツ谷家にお邪魔していたのだった。

二人が眠りについたので、私も解散になったのだ。






三ツ谷
「遅くなっちまったし、オレ送るよ。」








『いや、大丈夫だよ?それに……
ルナちゃんマナちゃんに寂しい思いさせちゃだめだよ』








三ツ谷
「でももう暗くなるし…」









『大丈夫だよ、すぐ荒牙の事呼ぶから』









三ツ谷
「うーん……ネーサンが喧嘩強いのは知ってっけどさ
少しでも女の子一人で夜歩かせるのは心配だよ」







『あははっ みつやんは相変わらず優しいなー』










三ツ谷
「……ほんとに心配なんだかんな、Aちゃん」







急に名前で呼ばれて、びっくりしてみつやんを見ると
真っ直ぐな目でこちらを見ていた。

女だから、って思ってるんじゃなくてほんとに…
純粋に私の心配をしてくれてる目だった。







『ふふっ名前で呼ばれるとちょっとくすぐったいね』









三ツ谷
「……ちゃんと聞いてる?」










『うん、気をつけて帰るよ』










三ツ谷
「ならいいけどサ」







眉を八の字にして呆れながらじゃあ気をつけて、と
見送りをしてくれてる彼の姿に

無性に嬉しくなって




ちょっとからかってやろう

と悪戯心がわいた














『たーかしっ』











三ツ谷
「え?Aちゃ…(チュッ……………へ?」









『この前のお返し〜あっはは!みつやん顔真っ赤〜
じゃあまたね!ルナちゃんマナちゃんにもよろしく!』









三ツ谷
「え、ちょ、はあ?!」









軽く頬にキスをし、悪戯成功〜♫ と
意気揚々と家路を辿った。








三ツ谷は顔に集まった熱が冷めるまで
家には入らずただ立ち尽くした






三ツ谷
「くっそやられた……////」

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琉生(プロフ) - 月奏星さん» コメントありがとうございます!設定確認してきました、改善できましたでしょうか… (6月21日 22時) (レス) id: 482cbf92f8 (このIDを非表示/違反報告)
月奏星(プロフ) - あの、1番最初から見たいんですけど見れなくて、 (6月21日 17時) (レス) id: a13783a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
琉生(プロフ) - 未雪姫さん» コメントありがとうございます!今自分で考えては泣いて考えまくってるのでどうか後ゆっくりお待ちください…! (6月18日 21時) (レス) id: 482cbf92f8 (このIDを非表示/違反報告)
未雪姫 - 過去が重すぎて泣いたんですが‥‥しっかりハピエンにしてください! (6月11日 19時) (レス) @page28 id: 2caf6a868c (このIDを非表示/違反報告)
琉生(プロフ) - エマさん» コメントありがとうございます!ご指摘ありがとうございます!訂正いたします.ˬ.)) (2023年1月29日 11時) (レス) id: 482cbf92f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琉生 | 作成日時:2022年7月18日 22時

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