77話[イギリス王宮は…：2目] ページ43
《》の中は英語で話している事にします
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そして話していた令嬢に耳打ちをされる
令嬢１：《A様はどちらのお方がお好きですか？》
私：《え？》
令嬢2：《実はわたくし達あの方々と一緒のスクールに通ってますの》
令嬢3：《A様は初めてお会いするのではないですか？》
私：《あ、えっと…》
そんなことを話していると私は彼と目が合う
私：(景吾…)
すると景吾は驚いた顔をし、令嬢たちをかき分け私の方に来た
一緒にいたのはおそらくレオン・ウェイクフィールドだろう
レオン：《おっ、おい！景吾！》
私と話していた令嬢たちもきゃあと声をあげる
そして私の前に景吾が来た
跡部：《A…なのか…？》
私：《うん。2年ぶりだね》
跡部：《本当に…Aなんだな…》
景吾の目には涙が溜まっているように見えた
私：《そうだよ。景吾、大きくなったね》
跡部：《っ…》
跡部は行くあての無い手を広げようとする
だが、それをしたらいけないと動きを制止させる
跡部：《(くそっ…何でだ！こんなにも近くにいるのに触れることが出来ない！抱きしめられない！もし…やったなら…)》
跡部は悔しそうに下を向く
私：「…？」
私：(どうしたんだろう。景吾が何を考えてるのかわからない…けど…苦しそう…でも…)
私：《…将来、王様(キング)となる人間がこんな大勢の人がいる前でそんな顔をしていいのですか？》
跡部はハッとして顔を上げる
私：《あの時…私の前で人の上に立つと言っていたじゃありませんか。そんな人がこんな所でそんな顔をしてはいけませんよ》
跡部：《A…》
私は景吾にしか聞こえない声で言う。そもそも周りは黄色い歓声やらパーティの音、オーケストラが奏でる音色でほとんど聞こえなかったと思うが
私：《…ですが、私の前てはありのままのあなたでいて欲しい。ここは人が多すぎます》
私はほほ笑みかける
跡部：《…そう…だな。また…俺はAに助けられ…》
私：《景吾様。わたくしと1曲踊っていただけませんか？》
私は景吾の言葉を遮る。これ以上ただ話しているだけでは周りの人は変に思うだろう。だけど…
私：(ほかの令嬢達に悪いわね…。というか踊ったら咎められそう…)
跡部：《…！あぁ。もちろんだ。》
chu…
景吾は私の手を取り手の甲に唇を落とす
すると私たちを見ていた人は声を上げる
私：(なんかごめん…)
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see you
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茶琥子(プロフ) - †NANA†さん» 聞いた事はありませんか？”デザ〇ンあ”の思ってたんと違うというコーナーがあったんですけど…まさか…ジェネレーションギャップ…!?私も歳か… (2022年8月18日 21時) (
レス) id: cf417ed502 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 77話で、「思ってたんと違うけど」ではなく「思ってたのと違うけど」ではないですか？ (2022年8月17日 8時) (レス) @page42 id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
茶琥子(プロフ) - スマホ壊れるさん» ありがとうございます。元気です。めちゃくちゃ元気です。みんなに少しわけられるくらい元気です。 (2022年6月20日 22時) (レス) id: cf417ed502 (このIDを非表示/違反報告)
スマホ壊れる - 病気になっていたんですね。大きな手術もしたそうですが、体調は大丈夫ですか？ (2022年6月20日 20時) (レス) id: af92b2c7da (このIDを非表示/違反報告)
腐腐腐 - 面白い、、なんていい作品なんですか！？もう大好きです！更新頑張ってください！応援してます😊 (2022年5月8日 2時) (レス) @page22 id: 174890e616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶琥子 | 作成日時：2022年3月3日 15時
