Real Hostage-3年A組- II (ページ26)

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case4-12 ページ26

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甲斐「バカにすんじゃねぇ！！」

甲斐と先生の喧嘩が始まって
みんなが席と一緒に後ろに下がって

その様子を見ていた。

柊「筋はいいがまだまだ青いなぁ！」

やっぱり押される甲斐に
無駄な事しなきゃ、なんて思ってしまう。

柊「お前が起こした傷害事件、
あれは、元々お前が景山を使って金を稼ごうとしたことがきっかけなんだよな」

…え、？

甲斐と交戦中の先生が
そう声を上げた。

お金って、

柊「金に困ってたんだよな？

お前の母親は
脊髄をやられて介護生活余儀なくされた」

そう言う、事か。

柊「で、お前はダンスをやめて
働かなきゃいけなくなった」

母親が働けなくなって
甲斐がダンスを辞めて、バイトしだして

それでもお金に困ってた、

知ってた。

でも、何でそれが澪奈ちゃんと関係あるのか。

柊「お前は金に目が眩んで景山を連れて来た

なのに何で裏切って彼女を助けた！」

甲斐「奴らが景山を
攫おうとしたからに決まってんだろ！！」

…多分、甲斐は澪奈ちゃんを連れ出すのを条件に
お金を貰おうとしてた、

でも、助けた、

柊「お前は、本当に何も知らなかったのか？！

薄々感づいてたんじゃないのか？
景山がひどい目に合うことを！！

お前はそれでいいと思ったから
引き受けたんじゃないのか！！」

甲斐「っ、」

柊「けど急に怖気付いて景山を庇った」

甲斐「んなわけねぇだろ！！」

柊「ならどうして！
景山を陥れるような動画を撮らせた！

それを頼んだのは
景山を攫おうとした奴らなんだろ？！」

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