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ここに来た理由
それは、リヴァイに会うこと。
出身地はシガンシナではなく、地下街。
巨人も間近で見たわけじゃなく、
遠くから見ただけだ。
ただ、嘘をついて入団してでも
リヴァイに会いたかった。
嘘ついたのは、地下街なんて言うと
話が面倒になるのは分かっているから。
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_____8XX年
《地下街》
小さい頃から、両親とこの街に住んでいた。
私は昔から耳がよく、
周りの話す声が聞こえる事があった。
それにより、
つい聞こえた事を話してしまい
いじめられていた。
(あいつ気持ちわりぃよな)
(何で俺らが言ってねぇこと分かるんだよ)
(気持ち悪い)
耳がいい。
ただそれだけだと思っていた。
どうしてそれだけでいじめられるのか
分からなかった。
でもそれは、
" 声に出していないことが聞こえてる"
だからだとのちに分かった。
でもこの頃はまだ
そんなこと分からずに
外に行けば街の男の子たちにいじめられ
影で話す声も聞こえていた。
それでも家にずっといるのも
元々暗い地下街、少し出歩きたかった。
そんなある日、
「お前気持ちわりーんだよ！」
「Aあっち行けよ」
いつもと同じように、
悪口を言いながら付いてくる男の子たち。
でもこの日は違った。
「なーなー」
いきなり目の前に現れた男の子は
ボサボサの髪に薄汚れた格好
でも、何故が怖くなくて
「好きな子いじめるとかだっせーぞ」
しかもそんなこと言って。
挙げ句の果てには
三人相手に喧嘩して勝っちゃうその子。
「じゃ」
そうして帰ってしまった。
でも、
次の日
「またAがいるぞー」
「気持ち悪りー！」
また同じ事を言われる。
散歩しなきゃ、
歩かなきゃ足が鈍るってお母さんが言っていた。
だから歩く。泣きながら。
「またお前らかよー」
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あおいそら(プロフ) - リヴァイ好きさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！中々更新出来ませんが、そう言っていただけると力になります！ (2019年8月8日 21時) (
レス) id: fbd68f7f09 (このIDを非表示/違反報告)
リヴァイ好き - わたくし、こういう小説大大大好きです。応援してます！！ よかったらまた別の作品も作ってほしいです！ (2019年7月28日 18時) (レス) id: dc53e000da (このIDを非表示/違反報告)
あおいそら(プロフ) - あまりさん» ご指摘ありがとうございます…！ (2018年12月14日 9時) (レス) id: 148be5f7db (このIDを非表示/違反報告)
あまり(プロフ) - ミカサの名前がミサカになってます…！ (2018年12月14日 2時) (レス) id: 53d0b6b8aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおいそら
| 作成日時：2018年1月25日 22時
