『傷付け合って生きようか』~season III~

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コブラside









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無名街からあいつは

迷って、泣いてた。




それを…

雨宮が助けた。






でも
あいつはすぐに帰ろうとした。

迷惑だと思って。





でもそれを止めたのは、雨宮の長男。

折角だ、と
少しの間世話になることになったらしい。








それでも帰らなきゃなんねぇ。

ずっとここには居られねぇ。



そう思うあいつを止めたのは、

また雨宮の長男だったらしい。





外の街を知ったあいつは

元の生活には戻りたくなかった。





それを…

雨宮の長男は感じ取ったのかも知れない。









それから、


一応、無名街には戻った。

雨宮の長男が話をつけたらしい。



その後は

俺らと出会って

ムゲンが出来た。





雨宮とのことは、

聞かれなかったし、
いつの間にか話せなくなってたらしい。







そして、


ムゲン解散後



雨宮との縁は切れた。

そう思ってたらしいが、、







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ヤマト「今更現れたってわけか」



コブラ「あぁ」



チハル「え、でもあん時」



コブラ「あ？」



チハル「俺が山王入る前…鬼邪高の奴に追われてた時に助けてくれた人がいて、、それが雨宮だったんすよ」



ダン「じゃあ結構前からここらにはおった訳か」



チハル「A、俺とそん時一緒にいて…びっくりしてました」







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Aの話を聞いて

戻るかって、山王街へと戻ってきた。



歩きながらあいつの話をしてやれば、

チハルが俺が知らねぇ話を知ってやがる。







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テッツ「てか、Aどこ行ったんすか？」



コブラ「無名街戻った。スモーキーが怪我してるからってよ」



ヤマト「だから居なかったのかあいつ」







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歩く山王街はまだ少し荒れてる。



でも何故か


あいつの全てを知った気がして

全てが終わった気がして



少し、

気が楽になった気がした。









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ヤマト「あ"ー腹減った〜」




コブラ「まずその怪我どうにかしなきゃな笑」




ヤマト「お前もな笑」









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