仮面ティーチャー.君がいれば (ページ4)

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Ⅲ ページ4

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A「ねぇ…」

あの後、
教室に居づらくなったのか、金造と獅子丸と

溜まり場にしている教室に来ていた。

A「あの人…」

金造「…」

ソファの隣に座った金造に、さっきの荒木について話してみようとする。

私が途中まで言いかけた事で

金造がこちらを見て目が会う。

A「…喧嘩、強いのかな」

けど、その目が何も言うなとでも言うようで

一瞬合わさった目をそらした。

そして、まだ怒ってる様な金造の雰囲気にのまれて
言いたい事とは別の事が口に出てしまった。

それでも、

金造「…俺はもう大人には屈指ねぇ…」

そう、言うから。

金造が…
ここまで大人を信用しないのは

昔色々あったから。

忘れてほしい、
本当はそう思ってたりするけど

私だって、昔の事は忘れられないから

あまり、話さない様にしなきゃ。

そう思って

さっきから聞こえる
いつもとは違う外の声に耳を澄ませる。

____ガラッ

A「…外、なんかしてんの？」

そこで丁度、
昼飯を買いに行ってた獅子丸が帰ってきて

そう聞けば、

獅子丸「ボン、金使って遊んでるみたい」

あぁ…そう言うこと

獅子丸の話を聞いて思う。

ボンはいつもそうだ、金を使って友達同士を喧嘩させる。

それが楽しいんだって。

獅子丸「A？」

ボーッと、ボンの事を考えてると
獅子丸が心配そうに声をかけてくる。

そんな心配そうな顔しなくても

A「トイレ行ってくる」

私が他の人と関わると心配してくれる二人。

だから心配かけられない。

だから、

トイレって言って
少しボンの様子見てこようかな、なんて

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