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ーエピソード 169 対決ー




your side.*・゚





そんな声が聞こえ振り向くと…




「こういうの血が騒ぐよねー」





体育館をグルグルと見渡す、金髪ショートの女の人
以前、東京遠征はじめてのとき日向くんと影山くんを
送迎してくれた時に1回あったくらいだ
嶋田さんは誰かに似ている…と?の顔




『こんにちはっ』





挨拶をするとチースッとフランクに返してくれる
隣の嶋田さんを見ると




「どーも、龍之介がいつもお世話になってます!
姉の冴子です!!」




ピシッと敬礼を決める田中先輩のお姉さん
雰囲気が言われると似ていてなるほどとしている



冴子「龍〜〜〜!!龍ちゃーん!」





田中「ゲェッ」




西谷「!姐さん!!!!」






田中先輩立ちを見つけると大きな声で名前を呼び
手をぶんぶんと振っている
田中先輩は少し恥ずかしそうにしている



冴子「よーし、やったれ!」




と応援がてら私の頭をグイッと引き寄せ
応援するぞー!と意気込んでいる




『絶対勝ちますよ!』





私はそう自信もっていうと、いいじゃんっと
ふふんっと口角をあげ、パシッと背中を叩いてくる





冴子「こんないい女が2人も上から応援してやってんだ
勝たねえなんてことはないよな!ワハハ!」




ジョーダン混じりの親しみやすい話し方によって
私も緊張が解れ、心強くなる




ピーッ





____試合開始




一発目から日向くんの速攻
相変わらず初めて見た人たちは驚きの声をあげる


私と嶋田さんは目を合わすと、
フッと片方の口角をあげる




冴子「なかなか可愛い顔してゲスい顔するんだな…」






その言葉に慌てて普通の顔に戻す
和久南の反応も見てみるが…特に驚いてもいない




すると
澤村先輩が何か言ったのか日向くんと田中先輩は
和久南を威嚇し始めた






和久南も負けじと時間差の攻撃などをくり出す





嶋田「時間差攻撃は真新しい攻撃ではないけど
和久南の熟練感がスゲえな…」




和久南ののコンビネーションは安定している
しかしそれだけではない。
和久南の武器は、キャプテン中島さんの
空中戦のテクニック


かなり厄介な人だ





烏養「中島猛
今の県内ではもしかしたら1番プレースタイルが
似ているかもな、かつての小さな巨人に」






15ー14 和久南のリード





このままではなかなかリードをさせてくれなさそうだ




月島くんも明らかに嫌な顔をしている






ここまでみると日向くんと中島さんの
次世代小さな巨人対決に見えるが…







澤村「ウチの王道エースもお忘れなく」

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作者名:りりらら | 作成日時:2020年7月13日 3時

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