エピソードオブユー《ハイキュー》 (ページ41)

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ーエピソード 40 菅原先輩ー

影山くんは走ってきたのだろうか
息を切らしていた

影山｢今回は俺、自動的にスタメンですけど
次はちゃんと、実力でレギュラーとります！｣

それを聞いた菅原先輩は、自分は影山くんの眼中にはないと思ってたと尊厳していると、

影山｢経験の差はそう簡単に埋まるもんじゃないっす
それと…｣

田中｢スガさ～～ん！｣

澤村｢スガ～～｣

日向｢菅原さーん！！｣

ちょうど3人も菅原さん達を見つけると止まる

影山｢ほ…他のメンバーからの…
し、し、信頼とか…｣

物凄い表情でそういう影山くんからは
中学の最後の試合がかなり応えているのだと
感じられた

影山｢俺！負けません！｣

菅原｢うん、俺も負けない｣

2人は顔を見合わせていると

田中｢スガさ～ん！A～！影山～！
大地さんが肉まん奢ってくれるって…｣

田中さんが声を掛けてくるが

菅原｢でもさ影山、青葉城西って北川第一の
選手の大部分が進む高校だよな｣

私たちの代だけではなく先輩達もかなりの確率で
青葉城西高校に言っていると聞いたことがある

菅原｢いやその…やり辛くないかなと思ってさ｣

影山｢？…同じチームだったら考えるかも
知れないけど…戦うなら、全力でやるだけです｣

中学の試合のことを聞く限り菅原先輩にとっては
影山くんは青葉城西メンバーとは会いづらいと思い
考えてくれていた
それでも影山くんらしくただ倒すと返事をする

田中｢でも、良いんすかスガさん！俺は…｣

菅原｢そりゃあ悔しいけど、でも影山が中学ん時と
同じだと思ったら大間違いだって、
見してやりたいじゃん！｣

いつもの菅原先輩の笑顔で影山くんの肩に手を置く

『菅原先輩大人っぽい！！！』

本当は試合に出たいけど条件ということと、
機会を逃してしまうのは勿体ないと退いた菅原先輩
は、なぜだかかっこよく見えた

すると後ろから澤村先輩の声が聞こえ

澤村｢怖いのは影山“単品”じゃないってとこ
見してやろう、なあ、日向！｣

肉まんの袋を持った澤村先輩が日向くんを振り返ると

日向｢あっオふっ！｣

モコモコと肉まんを口に頬張Aがら、敬礼をする

『あ、日向くんずるい！私も欲しい！』

田中｢お前何先に食ってんだよ！｣

影山｢フザけんな！｣

私も早く食べたいのに！と思っていると田中先輩と
影山くんが日向くんの胸ぐらを掴みゆさゆさしている

澤村｢はい、A。熱いから気をつけろよ｣

澤村先輩は日向くんに取られないようにと
1つ取り出し手に置いてくれる