ちくちく言葉 ページ38
「まふちゃんも誰か来たと思ったら叩き起してくれれば良かったのに。もし泥棒だったらどーすんの」
私服に着替えながら小言を言うAに、少しだけ眉をひそめた。
「起こしたけど起きなかったもん」
「…」(自分が朝に弱いことを思い出す攻め)
と、Aは即座に頭を下げた。
その様子にヘアアイロン中の桃瀬くんがお腹を抱えて笑い出す。
「思い出すことなのそれ！しんどいって。
…ぶふっ、ダメだ、間抜けなA…くくっ」
「ベランダから帰れ。〇ね」
！？ お、オブラートに包んだはずなのにはみ出てた…。
やっぱりAは、気を許した人にはとことん雑になるんだ。
…なるほど。Aの態度が不仲説の原因かもしれない。
「ちくちく言葉は悲しいよー。ひなくん泣いちゃーう」
「…怨霊ついたから引越そうか、真冬」
「怨霊ってそんな＿＿＿って、、えっ？…え、え、え？？？」
「え、なに何か見えた？？
やーい！お前ん家、おっばけや〜しき〜〜！」
「……縁切りてぇ」
いやだって今、名前で呼んだんじゃ…
あれ？Aって僕のこと真冬って呼ぶっけ？？
ずっとまふちゃんじゃ…えっ、？
多分普通は、ここまで困惑することじゃないんだろうけど、
あまりにも初めてすぎて思考停止した。
だって今までずっと、5年間ずっとまふちゃんだったんだよ！？
そんなの、ドキドキしないわけない。
…ねぇ、Siri。恋人に名前呼ばれた時の対処法ってなに…？？(泣)
「俺のもやって」
「今黒いし、センター分けでいい？
俺Aのセンター分けらぶち」
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ちよひめ(プロフ) - 需要あります！次の作品も待ってます。本当におもしろかったです。 (2022年8月22日 10時) (
レス) @page50 id: 7bd8410718 (このIDを非表示/違反報告)
ルム - 最高です 神作品です何回も読んでしまいます！！！更新じゃんじゃんしてください！！！神作品でもう出会えて嬉しすぎます！更新待ってます！！！ (2022年5月30日 15時) (レス) @page35 id: cfcfb7c0ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楽流 | 作成日時：2021年12月24日 9時
