頑張る歌い手パパ【まふまふ】

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まふまふside



「ちょ、ちょっと離してくれませんかね...お弁当潰れる...」



今の状況を説明しよう。



僕がAを後ろから抱きしめてる。



いや、仕事中なのは分かってる。公の場ですることじゃないのも分かってる。



だけど、体が勝手に反応してしまって



Aの顔を見た途端に自然と緩んでいく頬を制御出来なくて



たった今こうして幸せに浸っている訳だが



A｢私お弁当届けに来ただけだからね！｣



そう言って、Aはいとも簡単に僕の手からするりと抜けていってしまった。



まだパワーを注入してる途中だったのに...



気に食わないので少し拗ねてみる。



まふ｢ねえなんで...久々に二人きりになれたと思ったのに...｣



すると、Aがそろそろとこちらへ歩み寄り、僕の前にちょこんと座って上目遣いで話し始めた。



A｢まふくん、今はお仕事中でしょ？｣



まふ｢...うん｣



A｢今日はこのは早く寝かせるから、久々に夜に2人でゆっくりお話でもしない？｣



ああ。きっとAは僕の全てを理解してるんだろうな。



Aの一言で、一気に仕事へのやる気が増してきてしまう。



まふ｢...うん！お話しよう！｣



そういうと、Aはにっこり笑って、僕の頬に軽い口付けをして家に帰っていった。



やっぱりAにはかなわないな。あの声で、あの笑顔で、なんでも頑張れる気がする。



今日は帰ったらいっぱいこのはにも構ってあげよう。



家に帰る楽しみが、1つ、また1つと増えていった。





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«一方そらるさんは»



そら｢結婚したい...子供欲しい...幸せな家庭を築きたい...｣








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