依頼 ページ25
買い物も終わり家に向かっている
今日は疲れた。でも私にとって思い出!
神「Aは笑った顔が1番アルナ!今日ずっと笑っててすんごい可愛かったヨ!」
貴「神楽ちゃんほどじゃないよ!」
そんなたわいもない話をしているうちに家に着いた、
晩御飯の支度をしようと台所に立つと
ピンポーン
珍しい。仕事の依頼かな?
私にはできることはないから料理続けよう。
お客さんらしき人がリビングに入り腰を下ろし何やら話している。
客「すいません。人探しの依頼なんですけど。」
新「はい!どんな方か写真とかお名前教えてください。」
客「吉原で花魁だったAって女の子です。
この写真の子です。」
銀「他になんか特徴は?」
客「右の頬に大きな切り傷があります。」
私は自然と手が止まり震えが止まらなかった。
そう。依頼人が探しているのは紛れもなく私だから。
リビングからこの位置は見えないけれど入ってこられたら。
銀「んー初めて聞きますね。花魁なんて地上にまずいないでしょ。」
客「それが、何者かに地上に連れ出されたみたいで。ここら辺で目撃された情報があったものですから。」
銀「おい新八お茶出してなかったな。台所からお茶持ってこい。」
新「はい」
神「なんでその花魁を探してるアルカ」
客「吉原で1番と言っていいほどの花魁。その本人が居ない今吉原は不景気なもんで。その花魁とやらはいい道具なんですよ。こちら側としては。
暴力的な行為をさせればこちらに金が山のように入る。まぁ金を手に入れるにはその女が必要なんですよ。」
私のことに間違えない、どうしよう震えが止まらずしゃがみこむ私。
新「Aさん。大丈夫です僕が居ます。奥に行って待っていてください。僕たちが守りますから。」
そう私に小声で伝えて何もないように台所の扉を閉め私に、大丈夫と伝えながらお茶を作る。
新「すぐ戻ってきます。安心して待っていてくださいね。」
新八くんは台所の扉を閉め行ってしまった。
また1人もうこんなのうんざりだよ。
涙が止まらない。
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作者名:銀奈 | 作成日時:2019年1月3日 1時