412話 ページ36
別れよ挨拶を終えて外に行こうとするとルフィの叫び声とじいちゃんの怒鳴り声に視線が集まる。
ｶﾞｰﾌﾟ｢惜しめ！バカ者！
久しぶりのじいちゃんだぞ！！」
ﾙﾌｨ「どうしろってんだよ！
おれは殴られただけじゃねぇか！」
ｶﾞｰﾌﾟ｢それでもワシは孫に愛されたいんじゃ！アホ！｣
ﾅﾐ「あの身勝手さ。すごく血の繋がりを感じる･･･」
貴「あ〜ぁ。最後の最後まで騒いでるんだから」
帽子を目深に被りなおし外に足を踏み出すと顔だけを振り返らせる。
貴「私はもう行くけど、貴女達もなるべく早く出航しなさい。必ずじいちゃんは引き返してくるから」
どうせ、じいちゃんの事だ。
センゴクさんに''孫だから''とか言って怒られる。
ﾅﾐ「Aが言うのなら何かあるのね。わかったわ、ありがとう」
ﾁｮｯﾊﾟｰ｢またな！A〜！」
ｻﾝｼﾞ「Aさぁぁぁん！！また会おうねぇえ♡」
貴「じゃあ、手のかかるルフィをよろしくね。ゾロ、貴方も方向音痴もほどほどにしときなさいよ」
ｿﾞﾛ「うるせぇよ、余計なお世話だ｣
ナミ達に手を振りながら出ると外ではまだじいちゃんとルフィはまだ言い合っている。
貴「ルフィ！」
ﾙﾌｨ「！A」
ポンっとルフィの頭に後ろから手を乗せるとじいちゃんの前でクルリと回ってルフィと向かい合う。
貴「ルフィ、私はもう行くから」
ﾙﾌｨ「おうっ！」
口を結んだまま微かに笑みを浮かべるとじいちゃんの向きを反転させ、ぐいぐいと背中を押す。
貴「はいっ、じいちゃんも帰るんでしょ。
海兵さんも困ってるから」
ｶﾞｰﾌﾟ｢何じゃ、Aも冷たいっ。
もう少し惜しまんか！｣
貴「じいちゃん、昔から言ってるじゃん。私もルフィも何が合ったって大好きだよって、家族でしょ？」
ｶﾞｰﾌﾟ｢Aっ、お前は昔からホント良い子じゃわい。何かあったらいつでも連絡するんじゃ、いいな｣
貴「！フフっ、私は革命軍だよ？そんな事したらまたセンゴクさんに怒られちゃうよ、じいちゃん｣
ｶﾞｰﾌﾟ｢ぶわっはっはっ！構わんっ、あやつの事など気にするな！｣
貴「知らないからねっ、フフ」
久しぶりにじいちゃんと会話を弾ませ、途中で別れると私も港へと向かう。
帽子を目深に目立たない様に。
しばらく歩くと人通りが少ない海に開けた路地で足を止めて目を伏せた。
貴「いつまで着いて来る気ですか？」
少しの間の後に一言発する。
貴「──クザンさん」
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コズエ(プロフ) - 雲雀さん» コメントありがとうございます！実は雲雀さんの言う通りなんです。夢主は渚を少しモデルにしていて、ライとのお話も理事長先生の過去を参考にさせて頂いてます！ (2016年6月12日 20時) (
レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 - 暗殺教室好きなんですか？１日１回当てたらサボっていい→理事長の過去、夢主の勇気には自棄がある→渚の進路相談。みたいな (2016年6月12日 15時) (レス) id: c3b2870d98 (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - れいさん» 初めまして、コメントありがとうございます！返事が遅くなってしまい、すみません。長々と続いてしまっているのに、あっという間に読んで頂けるなんて嬉しいです！あと少しで第二弾に入ります。これからもどうぞよろしくお願いします！ (2016年6月4日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
れい - 初めてコメントします。ワクワクしながら、１から９まであっという間に読み終わってしまいました。とても面白かったです！続きも楽しみにしています。 (2016年5月30日 15時) (レス) id: da5b18410d (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - アッキーさん» 初めまして！コメントありがとうございます！長々と続いているお話を読んで頂きありがとうございます！それにご指摘ありがとうございました！修正しときました。2歳もサバを読んでしまっていました。これからも、どうぞよろしくお願いします！ (2016年5月29日 6時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
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