402話 ページ26
町をのみこみ海に沈める高潮の''アクア･ラグナ''。
崩壊した町、瓦礫の山、どうも今年は例年をはるかに超えて酷かったようだ。
貴「アイスバーグさんに挨拶でもと思ったけど、きっと忙しいわね」
帽子を目深に歩いていると段々と気配を強く感じる。
気配が集まるガレーラカンパニーの仮本社を通ると見張りの海兵に止められてしまう。
｢この先、一般市民を通すわけにはいかない。悪いが引き返して──」
トンッと胸部を押すと海兵はバランスを崩し、その場に尻餅を着く。
貴「安心して。私、一般市民じゃないから」
海兵を無視して進むとボロボロに破壊された壁穴からよく知る後ろ姿が見える。
怒鳴り声も相変わらず健在。
｢わしは、お前を強い海兵にする為に鍛えてやったんじゃぞ！｣
ﾙﾌｨ「おれは海賊になりてぇって、ずっと言ってたじゃねぇかよ！」
外まで聞こえる声、そのおかげで外にいても会話がここまで伝わる。
貴「へぇ。震えてるけど、口答えするなんて頑張ってるわね｣
『──えっ!?』
整列した海兵より一歩前で待機する2人の海兵。
割り込むように間に入り、腕を組んで関心していると視線を集めた。
｢い、いつの間に!? 気づかなかった！」
｢何者だっ！ただの市民じゃねーなっ」
貴「まだまだね、隙があるって言ったでしょ。コビー？ヘルメッポ？」
ｺﾋﾞｰ「！まさかっ、貴女は!?」
ﾍﾙ「何でここに･･･あ！オイっ」
ｶﾞｰﾌﾟ｢赤髪に毒されおって、くだらん！」
ﾙﾌｨ「シャ、シャンクスはおれの命の恩人だ！悪くいうな！」
じいちゃんは胸ぐらを掴むと拳を震わせた。
ｶﾞｰﾌﾟ｢じいちゃんに向かって''いうな''とは何事じゃ!!｣
ﾙﾌｨ「ギャーッ!! ごめんなさいっ！」
ｻﾝｼﾞ「ダメだ！あのじいさんに対する闘争心はすでに折られてる！」
ﾁｮｯﾊﾟｰ｢大変だー！ルフィが海軍に捕まったー！」
ﾅﾐ「ルフィー！」
建物の中に足を踏み入れると同時に2人はイビキかいて寝る自由っぷり。
『えーっ!?寝たァー!?』
貴「あ〜ぁ、ホント自由なんだから。それに派手に建物も壊して･･･」
ﾅﾐ「だ、誰っ!?」
ﾁｮｯﾊﾟｰ｢い、いつの間に部屋にいたんだ!?」
貴「あら、もう忘れちゃった？」
帽子を脱いで見せると口元に弧を描く。
『あ･･･っ!!』
貴「フフっ、思い出してくれたかな。
･･･さて、まずは寝てる2人を起こしますか｣
立ってイビキをかく2人の前に立つとスゥっと息を吸って口を開いた。
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コズエ(プロフ) - 雲雀さん» コメントありがとうございます！実は雲雀さんの言う通りなんです。夢主は渚を少しモデルにしていて、ライとのお話も理事長先生の過去を参考にさせて頂いてます！ (2016年6月12日 20時) (
レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 - 暗殺教室好きなんですか？１日１回当てたらサボっていい→理事長の過去、夢主の勇気には自棄がある→渚の進路相談。みたいな (2016年6月12日 15時) (レス) id: c3b2870d98 (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - れいさん» 初めまして、コメントありがとうございます！返事が遅くなってしまい、すみません。長々と続いてしまっているのに、あっという間に読んで頂けるなんて嬉しいです！あと少しで第二弾に入ります。これからもどうぞよろしくお願いします！ (2016年6月4日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
れい - 初めてコメントします。ワクワクしながら、１から９まであっという間に読み終わってしまいました。とても面白かったです！続きも楽しみにしています。 (2016年5月30日 15時) (レス) id: da5b18410d (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - アッキーさん» 初めまして！コメントありがとうございます！長々と続いているお話を読んで頂きありがとうございます！それにご指摘ありがとうございました！修正しときました。2歳もサバを読んでしまっていました。これからも、どうぞよろしくお願いします！ (2016年5月29日 6時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
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