400話 ページ24
革命の灯 ニコ･ロビンをドラゴンさんに会わせる為に私はストリームキーを走らせる。
あれはバルティゴを出る数十分前のこと。
出かける準備ができたためドラゴンさんの部屋をノックすると中から声がする。
中に入るとすでに机にはエターナルポースが準備されており、手に取ると掘られた文字に目を向けた。
貴「ウォーターセブン、水の都ですね」
ﾄﾞﾗｺﾞﾝ「ああ頼んだ。革命の灯が素直に応じるか問題だが、それよりも問題なのは」
貴「ルフィの仲間ってとこですね。世界政府にケンカを売るぐらいですから、姉の私にだって牙をむきますよ」
頬をゆるませて静かに笑うと父さんは珍しく目元に笑みを含ませた。
ﾄﾞﾗｺﾞﾝ「判断は全てAに任せる。どうなろうとそれが決められた道だ」
貴「ハイっ、行ってきます。父さん」
ﾄﾞﾗｺﾞﾝ「そうだ。急いだほうがいい。海軍がウォーターセブンに向かっているようだ。それも───」
父さんの言葉の先を聞くとあからさまに表情に出して首を振った。
貴「えー･･･父さん、やっぱり行くのやめ──」
ﾄﾞﾗｺﾞﾝ「気をつけて行ってこい」
貴「はぁ･･･ハイっ」
───
─
あれ、最後はほぼ強制だったな。
この間 逃げるようにして別れたはずなんだけど、また会う羽目になるとは･･･。
貴「これも必然ってやつなのかな」
肩を落とし、ため息を溢しそうになるがグッと堪えて飲み込んだ。
父さんから聞いた情報はこうだ。
ウォーターセブンに向かっている軍艦はじいちゃんの軍艦ではないか、という目撃証言。
じいちゃんこと英雄ガープ率いる海軍。
エニエス･ロビーを崩壊させ世界政府にケンカを売った海賊 麦わらの一味。
この2人が集まるなんて嫌な予感しかしなくて、あまり気乗りはしない。
それは昔から見てきてわかること。
じいちゃんとルフィが同じ場所にいて騒ぎを起こさないほうが逆におかしい。
それに2人はかなり目立つような行動もするし･･･ようするにもう帰りたい。
───能力を使い続けて数日、休むことなく海を走らせる。
思ったよりも時間がかかる、じいちゃんがまだ着いてなければいいけど。
まだ包帯が巻かれてある右手を見るとグッと握る。
貴「･･･ッ、まだ痛むか」
海軍も集まってたら私も覚悟しないとだし、何もなければいいけど･･･。
ロー、ごめん。
あれほど言われてたけど･･･2週間、絶対安静は守れないかもしれない。
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コズエ(プロフ) - 雲雀さん» コメントありがとうございます！実は雲雀さんの言う通りなんです。夢主は渚を少しモデルにしていて、ライとのお話も理事長先生の過去を参考にさせて頂いてます！ (2016年6月12日 20時) (
レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 - 暗殺教室好きなんですか？１日１回当てたらサボっていい→理事長の過去、夢主の勇気には自棄がある→渚の進路相談。みたいな (2016年6月12日 15時) (レス) id: c3b2870d98 (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - れいさん» 初めまして、コメントありがとうございます！返事が遅くなってしまい、すみません。長々と続いてしまっているのに、あっという間に読んで頂けるなんて嬉しいです！あと少しで第二弾に入ります。これからもどうぞよろしくお願いします！ (2016年6月4日 23時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
れい - 初めてコメントします。ワクワクしながら、１から９まであっという間に読み終わってしまいました。とても面白かったです！続きも楽しみにしています。 (2016年5月30日 15時) (レス) id: da5b18410d (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - アッキーさん» 初めまして！コメントありがとうございます！長々と続いているお話を読んで頂きありがとうございます！それにご指摘ありがとうございました！修正しときました。2歳もサバを読んでしまっていました。これからも、どうぞよろしくお願いします！ (2016年5月29日 6時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
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