362話 ページ33
貴「賑やかね」
ｼｬﾁ「ここが中心街ぽいもんな〜。色んな店もあるし、物資の調達には便利な島だな」
店を覗き、まわってみながら中心街を歩いていると悲鳴と共に野蛮な声が聞こえてくる。
何かこんな場面、前もあった気が･･･。
野次馬を掻き分けて騒ぎの元に向かうと足を止めて目を見開いた。
海賊が暴れてるんだろう、そう思っていたけど･･･どうやら違うみたい。
ｼｬﾁ「えっ･･･アレ」
ヒラヒラと風になびくコート、その背中には正義の文字が書かれている。
正義を背負う男性の足元には斬りつけられた市民。
店はめちゃくちゃに店主は血を流し、子どもは泣きながら男性にしがみつく。
周りにいる海兵も野次馬も目を背けるだけで誰一人も止めようとしない。
貴「･･･シャチ、私とあなたは他人同士。仲間を危険に晒したくないなら言う通りにして」
ｼｬﾁ「え、あっ！A!?待っ──」
シャチに忠告をすると同時に離れると野次馬の中をすり抜けていく。
倒れている男性にしがみつく子ども、そんな子にまで剣は向けられる。
｢ヤ、ヤダ･･･ッ。と、父ちゃん助けて」
｢恨むなら、てめぇの親父を恨むんだなッ！」
剣は振り下ろされる、海兵までもが目を伏せた。
ガキィイッン───
金属の衝突音に目を背けていた人は顔をあげる。
剣が振り下ろされる瞬間に地面を蹴り上げ、子どもを抱きとめると間一髪で鉄パイプで剣を受け止める。
｢誰だ貴様ッ･･･おれに刃向かえばどうなるかって事ぐらいわかってんだろうな？｣
貴「そんなの知らないッ。無抵抗の親子に手を出すなんて、これが正義を掲げた海兵がすることっ!?」
｢ここはおれが正義！お前も邪魔をするようなら反逆者として捕らえるまで。オイっ、何を突っ立てる｣
周りにいた海兵はビクつき、恐る恐る声を出す。
｢で、ですが･･･ッ大佐」
｢捕らえるか捕えねぇのか、どっちだッ。それとも･･･まさかおれの命令が聞けねェんじゃねェだろうな」
｢っ!! た、直ちに取り押さえますッ」
命令は絶対、逆らえない兵は逃がさない様に周りを取り囲み、奴は背を向けた。
貴「待てッ！」
その場は静まりかえり、奴は睨むように振り返る。
貴「お前のような海兵は絶対に許さない、待ってろ！すぐにそこから引きずりおろしてやる･･･ッ!!」
怒りで震える拳を握り締め叫ぶとアイツは余裕の笑みを浮かべて鼻で笑った。
｢フっ、まるで猛獣のような目つきだな｣
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コズエ(プロフ) - 超時空シンデレラさん» コメントありがとうございます！話はドレスローザ編も書きます！その後も話は書いていく予定です！応援ありがとうございます！！ (2016年3月10日 23時) (
レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
超時空シンデレラ(プロフ) - 小説のストーリーはどこまで書きますか？出来たらドレスローザ編まで書いてくれたら嬉しいです。更新頑張って下さい(_´Д｀)ノ (2016年3月9日 17時) (携帯から) (レス) id: 37250be47d (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - Kitty*.。さん» コメントありがとうございます！すみません、それは生半可の間違いでした！教えて頂いてありがとうございました！！ (2016年3月9日 11時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
Kitty*.。(プロフ) - いつも拝見させて頂いております!。365話のセリフの中に「並半可な者では大佐の剣は、、、」とありましたが、並半可とはどういった意味を持っているのでしょうか。『並大抵』か『生半可』の間違いではなく故意に使われているのだとしたら意味が知りたいです! (2016年3月9日 0時) (レス) id: 73d00c2580 (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - んまい棒さん» ありがとうございます！サボの出番は･･･もう少しお待ち頂けたらなと思います！ (2016年2月15日 13時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
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