358話 ページ29
貴「さてっ。あの子たちをどうしようか、ロー？」
中へと入るように言ってから扉の向こうにいる数人の気配、微かに声も聞こえてくる。
｢──ちょっ、お前！押すなよっ｣
｢聞こえねぇんだよっ、お前こそ大きな声だすなよ！｣
｢うるせェよ、バレちまうだろ！｣
貴「･････」
ﾛｰ「･････」
扉の前に立ち、ローと顔を見合わせるとノブに手をかけて扉を開いた。
『えっ？･･･わぁあぁあ！！』
ドサドサッと手前に倒れて積み重なる、シャチ達。
ｼｬﾁ「いってぇ〜･･･何だ、何だ!?」
ﾍﾟﾝｷﾞﾝ「ったた･･･オイ！どけよ、重いだろっ」
｢おれも動けねェんだよっ！｣
｢ったく、いきなり･･･どうなってんだ!!｣
貴「あららっ･･･」
ﾛｰ「お前ら、何をしている」
ﾍﾟﾝ ｷﾞﾝ「あ、キャプテン」
ｼｬﾁ「げっ･･･ヤバ」
皆より何歩か後ろに立っていたのはべポ。
ﾍﾞﾎﾟ「だから！おれ、止めたじゃん！キャプテンとAは絶対気づくからって」
ﾍﾟﾝ ｷﾞﾝ「お前が言ったんだろ!?キャプテンとAの様子がいつもと違うって」
貴「要するに･･･」
人差し指を顎に当てて目線を少し上に向けると言葉を続けた。
貴「扉に耳を当てて私たちの会話を聞いてた、そういうこと？」
慌てて顔と手を振るシャチ。
ｼｬﾁ「いや、聞いてたって言っても扉が分厚くて会話の内容とか全く聞こえなかったから！」
ﾛｰ「･･･したって事は認めるんだな｣
ﾍﾟﾝ ｷﾞﾝ「シャチ！なに言ってんだよ！」
ｼｬﾁ「ハッ！ち、違うんだよっ。
おれ達、盗み聞きなんてしてない！」
貴「それは、ほぼ肯定してるのと同じだけど･･･。私たち一言も盗み聞きとは言ってないしね」
ペンギン達は一斉にシャチを睨みつけた。
ｼｬﾁ「あ、あれ･･･？」
その光景に思わずクスッと笑ってしまう。
貴「私は別に怒ったりしないから安心して」
そう伝えてシャチ達をすり抜けて船内に入って行くと私の言葉にみんなはホッと胸を撫でおろす。
貴「あ、でもっ」
ピタッと止まると一言付け足した。
貴「ローが怒るかは別だからね」
ハッとなって一斉にローを見るシャチ達。
みんなの姿に笑みを溢すと背を向けて手をヒラヒラ振りながら中に入って行く。
その数秒後、悲鳴が船内に響き渡ったのは言うまでもない。
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コズエ(プロフ) - 超時空シンデレラさん» コメントありがとうございます！話はドレスローザ編も書きます！その後も話は書いていく予定です！応援ありがとうございます！！ (2016年3月10日 23時) (
レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
超時空シンデレラ(プロフ) - 小説のストーリーはどこまで書きますか？出来たらドレスローザ編まで書いてくれたら嬉しいです。更新頑張って下さい(_´Д｀)ノ (2016年3月9日 17時) (携帯から) (レス) id: 37250be47d (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - Kitty*.。さん» コメントありがとうございます！すみません、それは生半可の間違いでした！教えて頂いてありがとうございました！！ (2016年3月9日 11時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
Kitty*.。(プロフ) - いつも拝見させて頂いております!。365話のセリフの中に「並半可な者では大佐の剣は、、、」とありましたが、並半可とはどういった意味を持っているのでしょうか。『並大抵』か『生半可』の間違いではなく故意に使われているのだとしたら意味が知りたいです! (2016年3月9日 0時) (レス) id: 73d00c2580 (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - んまい棒さん» ありがとうございます！サボの出番は･･･もう少しお待ち頂けたらなと思います！ (2016年2月15日 13時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
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