201話 ページ7
ﾏﾙｺ「おれ達もカイロ島に向かってるんだよい」
ｻｯﾁ「あそこは街があるから上陸する予定なんだ。行き先が一緒とは驚いたな」
お酒を飲んで喉を潤すと空のお皿が積み上がった隣にグラスを置いた。
貴「へぇ！それは奇遇だね。
あれ？でも確かあの島って───｣
言葉を遮るようにガシャンと響く音。
小さく肩を跳ねらせて隣に顔を向けるとそこにはお皿に顔を突っ込みイビキをかくエースの姿。
貴「えっ･･･寝てる？｣
周りを見ても誰も気に止める様子もなく、変わらず賑やかな様子に首を傾げる。
ﾏﾙｺ「ン？A、知らないのか。
エースは飯の途中で寝る事があるんだよい」
ｻｯﾁ「おれ達も最初は驚いたが、今となっちゃ日常茶飯事だ｣
貴「あの･･･エースが」
昔はもっとピリピリしてて･･･食事中に寝るなんて、まるでルフィやじいちゃんと同じだ。
｢ぶはっ｣と息を吹き返す様にエースは起きるとそのまま続きを噛みだす。
ｴｰｽ「それより！A、行き先一緒なんだろっ。このまま乗って行けよ｣
貴「嬉しいけど、白ひげさんに聞いてみないと･･･｣
ﾏﾙｺ「それなら、おれから親父に伝えとくよい。気にせずゆっくりすればいいさ」
貴「いいの？んー･･･それじゃあ、お言葉に甘えようかなっ」
ｴｰｽ「よしっ！決まりだな」
───
─
頬はほんのりと赤く染めてぼーっとする姿、眠たいのか時折頭をカクンと垂らす。
ﾏﾙｺ「おい、A？」
肩に手を置くとマルコに手を伸ばし、お腹に腕を回すと抱き着くA。
貴「エースのばかぁ･･･。前はちっちゃかったのに、背まで追い越しちゃって･･･っずるいよぉ〜」
ｴｰｽ「いや、前からAの方が低かっただろ。てか、それおれじゃないぞ。マルコ、Aから離れろよ！｣
ﾏﾙｺ「いや･･･おれが抱き着いてるわけじゃないよい。あ〜ぁ、顔も赤くしちまって。A、酒はもう止めとけ｣
貴「ン〜、まだ飲めるよ･･･いじわるっ。サッチも一緒に飲も〜よ｣
ｻｯﾁ「喜んで！･･･と言いたいとこだが、そこのお兄さん達が怖いからね。やめとくよ」
頬を膨らまして酒に手を伸ばすA、その手を掴み制すとマルコは酒を一気に飲み干した。
ﾏﾙｺ「ほら、酒は終わりだ。さっさと寝ろい、明日思い出して後悔するぞ」
貴「ン〜･･･」
ｴｰｽ「A、眠てェんだろ？ほら部屋行くぞ」
エースはAの腕を引っ張って肩に担ぐと薄暗い廊下へと消えていった。
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ミーコ(プロフ) - 206話でジンベエが言っていた議題の会話の内容がちょっと気になりました。番外編で作ってくれると嬉しいですね。本編頑張って書いてください。応援しています! (2022年10月17日 1時) (
レス) @page12 id: b974f3c01e (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - あーちゃんさん» 楽しみにしてくださってありがとうございます！すごく嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2015年12月8日 7時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 更新のスピードの速さ！毎日楽しみに読んでます。頑張って下さい。 (2015年12月7日 19時) (レス) id: 903b0c940b (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ナイトメアさん» 読んでいただいてありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！ (2015年12月4日 12時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ナイトメア(プロフ) - 投稿スピードスゴイ…ですね あ、ここまで一気読みさせていただきました！とても面白かったです！ (2015年12月2日 2時) (レス) id: fca1269cb2 (このIDを非表示/違反報告)
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