225話 ページ31
ドラゴンさんに任務報告を終えるとシャワーを浴びて、布団の上に思いっきり寝転がった。
貴「･･･布団ってこんなに広かったけ｣
白ひげ海賊団にお邪魔してる時はエースの布団に一緒に寝ていたが、ゆっくり寝れた日はなかった。
だけど、エースに布団をかけ直すなんて子どもに戻ったようで何だか楽しかった。
エース、サボ、ルフィ。
みんなと当たり前のように毎日一緒にいたのが夢のようだ。
──7年前
いつも通り山の中にきた私とエース、サボ、ルフィの4人。
ｴｰｽ「おいっ！ルフィ！｣
ｻﾎﾞ「後ろ！」
貴「はやく逃げて！」
首を傾げるルフィ、その背後には木からスルスルと静かに降りてきた大きな蛇。
舌を出し、口を大きく開けて今にも食べられそう。
ﾙﾌｨ「なに慌てて･･･うわぁあああ！大蛇だァ！」
相変わらずルフィは山の生物の標的にされてしまい、私達3人はいつもヒヤヒヤしていた。
ルフィはケガばっかして、エースはそんなルフィを怒って、サボはそんなエースをなだめ。
私はその光景を見て呆れながらも笑ってる。
そんな何気ない毎日が幸せだった、こんな毎日が続けばいい･･･そう心から思っていた。
でも、そんな幸せは長くは持たず突如奪われてしまう。
貴「──ここは･･･どこ？」
真っ暗な闇の中、辺りを見渡しても人も建物も何もない･･･ただ闇が続くばかり。
ただ1人、私はその場に立ち尽くしていた。
貴「エース、サボ、ルフィ･･･みんなどこ？」
周りを見回してみんなを探すが誰もいない、不安と恐怖に襲われると声を上げた。
イヤだ･･･みんなまで私を置いて行くの？やだよっ、いなくならないで、置いてかないでっ。
恐怖に耐えきれず、蹲ると小さく呟いた。
貴「サボ。助けて･･･サボっ」
──A。
声が聞こえパッと後ろを振り返るとサボが立っていた。
その姿に安心してホッとするもサボは背を向けると走りだす。
貴「待って！」
サボはどんどん走る、私は必死に追いかけた。
走って、 走って、走って･･･だけど、サボに追いつく事はなく段々姿は見えなくなっていく。
貴「サボ、待って！行かないでっ。
待ってよ･･･！まだ伝えてないのに！｣
あの時 気づいた気持ち、もう遅いと泣き叫んだ。
貴「好きなのっ！好きだと気づいた･･･なのにっ、どうしてサボがいないの？どうしてっ」
もっと早く気づいてれば良かった、サボが好きだって。
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ミーコ(プロフ) - 206話でジンベエが言っていた議題の会話の内容がちょっと気になりました。番外編で作ってくれると嬉しいですね。本編頑張って書いてください。応援しています! (2022年10月17日 1時) (
レス) @page12 id: b974f3c01e (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - あーちゃんさん» 楽しみにしてくださってありがとうございます！すごく嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2015年12月8日 7時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 更新のスピードの速さ！毎日楽しみに読んでます。頑張って下さい。 (2015年12月7日 19時) (レス) id: 903b0c940b (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ナイトメアさん» 読んでいただいてありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！ (2015年12月4日 12時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ナイトメア(プロフ) - 投稿スピードスゴイ…ですね あ、ここまで一気読みさせていただきました！とても面白かったです！ (2015年12月2日 2時) (レス) id: fca1269cb2 (このIDを非表示/違反報告)
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