214話 ページ20
｢オイ！たしぎっ、何やってんだ！」
背後から聞こえてきた声に反応すると一瞬 交わる視線、帽子のツバに触ると顔を隠した。
ﾀｼｷﾞ「あっ、すみません！今 行きますっ｣
見覚えのある海兵･･･あれは白猟のスモーカー、って事はこの人も本部の人間か。
貴「では私もこれでっ｣
ﾀｼｷﾞ「あ！私、たしぎって言います！次はゆっくり話しましょうね」
その言葉に一礼をすると背を向けた。
次に会った時は･･･敵ですね、たしぎさん。
〜＊〜
基地の奥、鉄の扉の前で警備をする海兵。
静かに近づいていくと目の前で足を揃え、背筋を整え敬礼をする。
｢なんだ、交代の時間か？」
貴「ハイっ、お疲れ様です」
いなくなったのを確認して敬礼を解くと鉄の扉を開き、地下へと続く一本の階段を降りる。
コンクリートで囲まれ、ヒンヤリとした地下。
外に繋がる道は見張りつきのあの階段のみ、完全に外とは遮断されているようだ。
歩く度に響き渡り、薄暗いココではその音さえ不気味に聞こえる。
ある牢屋の前で足を止めると鉄格子越しに顔を向けて、呟くように言葉を発していく。
貴「数週間前のこと、偉大なる航路(グランドライン)の一国が落ちたわ。革命軍も支援し、反乱軍の勝利を収めた。そうですよね？反乱軍リーダー、レイ｣
｢！････｣
表情は変わらないが空気が変わった、動揺しているのが伝わってくる。
貴「なるほど、確かに本人のようですね。あぁ、警戒しなくて大丈夫です。私は革命軍のA、あなたを助けにきました」
──時は遡り数時間前。
貴「──島、反乱軍リーダーのレイ。至急、彼の所在を確認してもらえますか？おそらくコアラが詳しいはずです｣
ﾄﾞﾗｺﾞﾝ『ああ。確認をとってみよう』
待っている間、電伝虫の向こうからはずっと騒ついた声が聞こえる。
父さんは何も言わないが、トラブルが起きたのかも･･･サボ達がいるから大丈夫とは思うけど。
ﾄﾞﾗ ｺﾞﾝ『レイは勝利を収めると島を離れたらしいが、まだ戻らず連絡もつかないそうだが･･･行き先は──』
貴「ここ、カイロ島ですよね？」
ﾄﾞﾗｺﾞﾝ『A、何があった？』
貴「･･･レイが海軍に捕らえられ、本部の人間が来ています。彼は革命軍とつながりを持ってます、このままでは彼の身の安全は保証されませんっ｣
ﾄﾞﾗｺﾞﾝ「A、1人で乗り込む気か。海軍はお前を易々と逃がしはせんぞ。お前が海軍の手に渡れば･･･戦争になるぞっ」
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ミーコ(プロフ) - 206話でジンベエが言っていた議題の会話の内容がちょっと気になりました。番外編で作ってくれると嬉しいですね。本編頑張って書いてください。応援しています! (2022年10月17日 1時) (
レス) @page12 id: b974f3c01e (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - あーちゃんさん» 楽しみにしてくださってありがとうございます！すごく嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2015年12月8日 7時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 更新のスピードの速さ！毎日楽しみに読んでます。頑張って下さい。 (2015年12月7日 19時) (レス) id: 903b0c940b (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ナイトメアさん» 読んでいただいてありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！ (2015年12月4日 12時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ナイトメア(プロフ) - 投稿スピードスゴイ…ですね あ、ここまで一気読みさせていただきました！とても面白かったです！ (2015年12月2日 2時) (レス) id: fca1269cb2 (このIDを非表示/違反報告)
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