195話 ページ1
ﾏﾙｺ「只者じゃないとは思ったが･･･Aとはな」
腕を組むマルコは信じられないといった目で私とエースを交互に見比べている。
ｴｰｽ「Aを知ってんのか？」
ﾏﾙｺ「Aといや、初頭の手配で5億超えの異例の賞金をかけられた謎多き人間。知らないほうが珍しいよい｣
ニコッと笑顔をつくり口を閉ざすとマルコはため息をついて｢それに｣と言葉を続けた。
ﾏﾙｺ「おれや親父に手配書を見せながら、自分の姉貴って散々言ってたじゃねェかよい」
ｴｰｽ「ンー？あっ、そうだ！そうだ！忘れてたっ」
ﾏﾙｺ「で？エースの姉貴がウチに乗り込んだのは、エースに会う為って事でいいんだな｣
貴「ええ。あと、弟がお世話になってるから白ひげさんに挨拶にしたくて。いいかしら？｣
ﾏﾙｺ「ホー･･･律儀なもんだ。そういう事なら案内しよう。親父の部屋はこっちだよい」
マルコに着いていくと長い廊下をひたすら進む、小さな階段をおりて、少し歩いた先を右、そこからまた歩いて･･･。
貴「広い」
率直に思った事を口にした。
ﾏﾙｺ「ははっ、そう思うのも無理はないよい」
広すぎる･･･確かクルーの人数は1600人、16部隊にわかれてるんだっけ。
マルコが止まったのに気づいて足を止めると大きな扉をスっと見上げた。
ﾏﾙｺ「親父、入るよい。客人だ」
貴「──ッ!!」
部屋に足を踏み入れた瞬間 飛びそうになる意識、冷や汗が頬を伝い唾を飲み込んだ。
ﾏﾙｺ「へぇ、親父の覇気に持ちこたえるとは･･･最高戦力の名は伊達じゃないねい」
感心したような目で見られるが内心かなりまずい、これは気を抜いたら終わりだ。
ｼﾛﾋｹﾞ｢革命軍の小娘が何の用だァ」
威圧感が半端じゃない、肌はビリビリと痛み、鼓動は速くなる。息を落ち着かせると姿勢を正して一礼する。
貴「お初にお目にかかります、Aと申します。弟エースがお世話になってると聞き、挨拶に参りました｣
ｼﾛﾋｹﾞ｢グララララ！エースの･･･そうか。それにしちゃあ随分と礼儀正しい小娘が来たもんだなァ｣
豪快に笑う白ひげ、覇気を抑えてくれたのか体がフッと楽になった。
ｼﾛﾋｹﾞ｢Aと言ったな。せっかく来たんだ、何日かこの船にいるといい。歓迎しよう」
貴「えっ、でもご迷惑じゃ･･･」
ﾏﾙｺ「親父が言ってんだ。遠慮しなくていいよい」
ｼﾛﾋｹﾞ｢グララララ！久しぶりに弟と再会して、その日に帰るこたァねェ。ゆっくりしていけ」
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ミーコ(プロフ) - 206話でジンベエが言っていた議題の会話の内容がちょっと気になりました。番外編で作ってくれると嬉しいですね。本編頑張って書いてください。応援しています! (2022年10月17日 1時) (
レス) @page12 id: b974f3c01e (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - あーちゃんさん» 楽しみにしてくださってありがとうございます！すごく嬉しいです！これからも頑張ります！！ (2015年12月8日 7時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 更新のスピードの速さ！毎日楽しみに読んでます。頑張って下さい。 (2015年12月7日 19時) (レス) id: 903b0c940b (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ナイトメアさん» 読んでいただいてありがとうございます！！そう言ってもらえて嬉しいです！ (2015年12月4日 12時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ナイトメア(プロフ) - 投稿スピードスゴイ…ですね あ、ここまで一気読みさせていただきました！とても面白かったです！ (2015年12月2日 2時) (レス) id: fca1269cb2 (このIDを非表示/違反報告)
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