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90話 ページ43

サボ「ん・・・あれ、A?」


貴「サボ!良かった、目を覚ましてくれて・・・。手当てはしたんだけど・・・どう?傷、痛む?」



サボ「いや、もう大丈夫だっ。ちょっと気を失ってただけみてェだし──・・・って、え・・・A!?」


唇をぎゅっと噛み締めると、頬を涙が伝って落ちていく。

サボ「ど、どうした?何で泣いて・・・。
!まさか怪我でもしたんじゃ───」



貴「怖かったの・・・サボがいなくなっちゃうと思って・・・っ。サボが死んじゃうって、サボが遠くにいっちゃう気がして・・・すごく怖かったっ・・・」


ポロポロと落ちる涙にサボは動揺しながら、顔を近づけるとソッと涙を拭ってくれる。

サボ「ごめんな、A・・・怖い思いさせちまって。それに、守るなんて言っときながら、おれ・・・全然守れなくて」



貴「っ、そんな事ない。サボに守るって言われて、スゴく嬉しかった」



「だけど」そう言葉を続けるとサボの手を握り締めた。

貴「お願い・・・もう無茶はしないで」


力強く手を握り返されると、サボは私の眼を真っ直ぐに見て答えた。

サボ「A、約束するっ。おれはAの前からいなくならない!絶対だ!!」


貴「!うんっ」





───


ルフィ「あっ、Aとサボが帰ってきた!」


エース「やっと帰って来たか。ん?サボ、頭どうしたんだ?」



サボ「あぁ、ちょっと端町の奴らとな。Aも完全に覚えられてたよ」


エース「やっぱ目ェ付けられてたか」




ルフィ「なあA!もう少しで部屋出来るんだっ!! 」



貴「本当だっ。進めてくれたんだね!
2人とも、ありがとう」


サボ「あともう少しか・・・。
じゃあ4人で仕上げちまうか!」





元気な掛け声と共に作業を進めていく。

すると、壁を作っているルフィの方から釘を打つ音に紛れて鈍い音が聞こえてくる。

貴・サボ『うわっ・・・』




どうやら、ルフィが自分の指を強く叩いたみたい。


貴「ルフィ、大丈夫・・・?」

サボ「すごい音がしたぞ・・・」



ルフィ「大丈夫だ!ほら」

手をひらひらと動かしてみせるルフィ。


貴「そっか、ゴム人間だから痛くないのね」






それから作業を進めていき・・・。


サボ「あと少しで設計図どおりだな」


エース「今日はここまでにしとくか」



ルフィ「じゃあ、メシだっー!」





貴「あ、今日は調達3人でいってくれる?
ちょっと用事あるから」


ルフィ「そうなのか?わかった!」

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ゆきだるま(プロフ) - すみません!64ページの最初の ルフィ「ルフィ!おめェはゆずみたいに掃除してから行きなっ!!」 の所ルフィーでは、ないと思いますが……あ、あと、これ!とっても面白いです!おもしろすぎて、笑っちゃいました! (9月3日 18時) (レス) @page17 id: b40822bf8f (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ブラピさん» ありがとうございます!「面白い」と言ってもらえてすごく嬉しいです! (2015年11月22日 9時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とっても面白いです!更新頑張って下さい!! (2015年11月22日 2時) (レス) id: 428188b46b (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ゆうこりんさん» ありがとうございます!提案ありがとうございます!これから書いていくうちにゆうこりんさんのアイディアを借りるかもしれません!No.1でもコメントしてくださってありがとうございました(*´罒`*) (2015年11月16日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこりん - すごいですね!更新頑張ってください!期待しています!後、迷惑かもしれませんがちょっと提案です。技で「水攻め」というのはどうでしょうか?相手の顔に水の玉を作って呼吸をさせない技です。どうでしょうか? (2015年11月16日 0時) (レス) id: 13da980614 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2015年11月15日 17時

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