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87話 ページ40

サボside


おれは姿を隠す為のフード付きのマントを着ると、Aと町に出るための大門をくぐって行く。



貴「眠い・・・」

Aは目を擦りながらそう言った。



サボ「Aって朝弱いよな
今日も起こすの大変だったぞ・・・」




貴「だから早く寝ろうとしたのに・・・」

頬を膨らまして少し不機嫌なA。




サボ「まあまあ」

そんなAを空笑いを浮かべてなだめた。




サボ「それにしても、まさかAが勝つとは思わなかったよ」



やけくそになったAは、おれ達3人を相手に勝利を収めた。



だけど勝負がついたのは真夜中、
寝るのがおそくなりAは寝不足。

だからか、Aは少しぼーっとしている。



貴「ふわぁ〜・・・」



何だか、今日のAは危なかっしいというか・・・目が離せないというか。


今日はおれとAの2人だけだし、騒ぎだけは起こさねェようにしねェと・・・。



サボ「ん?2人・・・?」



横に顔を向けるといるのはAただ一人
もちろん、エースとルフィはいない。




サボ「っ・・・!!」

まさか、おれ・・・Aと2人きり!?

今更ながらにこの状況に驚いた。




「──!」




さっきまで普通だったのに、変に緊張しちまう・・・。


「サボっ!!」



一人黙々と考えていると呼ばれている事にハッと気がついた。

サボ「あっ、悪ィ・・・聞いてなかった」



貴「あのお店に入ろうって言ったんだけど・・・」

Aは言葉を止めて思案すると、おれの手を掴んで道の端に引っ張った。




サボ「どうした・・・って!お、おい!?」


Aはおれの肩に手を置いて背伸びをすると、段々と顔を近づけてくる。

きっと、おれの顔は真っ赤になってる。




貴「じっとして」

その言葉に思わずギュッと目を閉じた。





サボ「・・・え?」

コツンと額にAの額が当たると、声を漏らして目を開けた。



離れたAは顎に手を当てて頭を捻ってる。

貴「熱はなさそうだけど、顔は赤いし・・・
風邪引き前かなぁ・・・」



そこで、Aが熱を測っていただけだとようやく分かった。


サボ「だ、大丈夫だよ。それよりA、何で金なんか持ってんだ?」



貴「ん?ああ、ダダンさんがよくお手伝いしてくれるからってお駄賃くれたから。それを貯めてたの」




やっぱり、AはAだな

そう当たり前のことを思った。

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ゆきだるま(プロフ) - すみません!64ページの最初の ルフィ「ルフィ!おめェはゆずみたいに掃除してから行きなっ!!」 の所ルフィーでは、ないと思いますが……あ、あと、これ!とっても面白いです!おもしろすぎて、笑っちゃいました! (9月3日 18時) (レス) @page17 id: b40822bf8f (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ブラピさん» ありがとうございます!「面白い」と言ってもらえてすごく嬉しいです! (2015年11月22日 9時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とっても面白いです!更新頑張って下さい!! (2015年11月22日 2時) (レス) id: 428188b46b (このIDを非表示/違反報告)
コズエ(プロフ) - ゆうこりんさん» ありがとうございます!提案ありがとうございます!これから書いていくうちにゆうこりんさんのアイディアを借りるかもしれません!No.1でもコメントしてくださってありがとうございました(*´罒`*) (2015年11月16日 0時) (レス) id: e385705f36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこりん - すごいですね!更新頑張ってください!期待しています!後、迷惑かもしれませんがちょっと提案です。技で「水攻め」というのはどうでしょうか?相手の顔に水の玉を作って呼吸をさせない技です。どうでしょうか? (2015年11月16日 0時) (レス) id: 13da980614 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白花 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2015年11月15日 17時

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